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10号鉢、あんどん支柱で、小玉スイカを2個栽培できます、
1個収穫したら次の1個を育てるのが良いです。


スイカの空中栽培、限られたスペースでも栽培ができ、
地植え、プランター、鉢でも育てられます。


空中栽培は、スイカを地面に這わせるのではなく、空中に這わせます。
支柱やネットなどで空中で仕立てるのです。

つるを支柱やネットなどに這わせて、実を空中に下げるような形になります。
通気性が良くなり、つるや実に土がつかず、病気の軽減にもなります。
また、見ていても、なんだかとても楽しいです!

この空中栽培はスイカの他には、ロン、カボチャなどに使われます。
また、使わなくなったブドウの棚を活用して栽培することもできます。

空中栽培のメリットや必要な道具や方法についてご紹介します。 


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大玉スイカも空中栽培できます(この大きさになる前に実をネットで吊るのが安全です)


■スイカ 空中栽培

・空中栽培の長所は?
スイカはつる性の植物ですので、どうしてもスペースが必要になります。
この空中栽培は、従来の半分以下の狭いスペースでも栽培ができます。

つるや実を空中に這わせるので、通気性や日当たりも良くなります。
通気性が良くなり、土に触れなくなるので、病気の軽減、防除にもなります。

地這いでは、スイカの玉直しなどありますが、空中栽培では必要がないので、
作業の軽減や、より良い品質のスイカが実るようになります。
また、スイカの収穫の目安がわかりやすくなります。


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目前で大きくなってくるスイカを見るのは楽しいです


・空中栽培に必要な道具
支柱、キュウリネットなど網目の大きいネット、
袋状の、育てたいスイカが大きくなっても入るようなネット。
これさえあればOKです。

地植え栽培であれば大きい支柱を、
プランター、鉢栽培であれば小さい支柱や、
市販されている空中栽培キット、あんどん支柱などを使うと便利です。
また、支柱はまっすぐでもアーチ状のどちらも良いです。

袋状のネットは、実が大きくなって落ちてしまったり、
つるを痛めたりするのを防止するために用意します。
排水溝のネットや収穫ネットが適しています。

・支柱の立て方
地植え栽培
畝、または畝の外側に支柱を立てます。
立て方は、上部をクロスさせた合掌型、
クロスさせずにまっすぐ支柱を立て、
上部は横に支柱を入れて固定するスクリーン仕立て、
U字支柱であればトンネル型があります。

広いスペースが取れるなら、ブドウの棚のように仕立てるのも良いです。
栽培方法は特に変わらないので、支柱と相談しつつ決めてください。

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ゴーヤネットで栽培しているスイカ


プランター栽培
こちらも地植え栽培と同じ仕立て方ができます。
市販されている空中栽培キットでも良いですし、
ゴーヤを仕立てるように栽培してもよいです。

目安として、深型ジャンボプランターで、大玉スイカ1苗〜2苗
標準プランターで、小玉、中玉スイカ1苗、を栽培できます。


鉢栽培
鉢に支柱を立て誘引する、あんどん仕立てがオススメです。

・ネットの張り方、誘引方法
ネットの張り方も特別な点はありません。
支柱を立て、その外側にネットをしっかり張って固定します。

誘引方法ですが、つるが伸びてきてネットに届くくらいになったら、
つるをネットに絡ませます。
その後はネットに従って伸びてくれます。

摘心方法や仕立て方については一般的なスイカ栽培と同じです。

・実が肥大し始めたら
ここで袋状のネットの出番です。
スイカは重いので、そのままだと、スイカが落ちてしまったり、
裂果することもありますし、つるを傷めてしまいます。

負担を軽減させたり、落ちないように袋状のネットを下から被せて吊ります。

■スイカのわかりやすい育て方
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