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ムシトリスミレは食虫植物で、北海道から四国に分布します


・学名 Pinguicula
・科名 タヌキモ科
・属名 ムシトリスミレ属
・開花期 2月〜6月
・休眠期 
・難易度 初級者〜中級者向き
・楽しみ方 盆栽



[ムシトリスミレの育て方]


■ムシトリスミレの特徴

ムシトリスミレは、名前の通り、スミレに似た花を咲かせる、
食虫植物で、北海道〜四国に分布しています。

葉は多肉質で楕円形をしており、表面に粘液を出す腺毛があり、
虫を捕まえて栄養源としています。

学名の”Pinguicula”は、「油性」の意味を持ち、
粘り気のある葉の状態から名づけられています。

長楕円形の根生葉をつけ、その間から高さ5〜15cmの花茎を立ち上げ、
先端にスミレに似た唇型の花を咲かせます。

冬期は葉を枯らし、冬芽を残して越冬します。


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葉は多肉質です


■栽培適地と品種

・栽培適地
常に土が湿っていて、日当たりの良い場所が適しています。
肥料分が少ない用土を好むため、庭土にピートモスや
川砂などを混ぜ込んでから植え付けます。

・用土と鉢
水ゴケ単用か、鹿沼土(小)に水ゴケの粉を3割ほど
混ぜ込んだ用土が良いでしょう。

鉢は、盆栽用平鉢などが良いでしょう。
夏の暑さに弱いため、断熱鉢や抗火石鉢などを使用します。

・主な仲間
北半球の温帯から寒帯、南アメリカの高山、南極などに
約30種が分布しています。

日本には、ムシトリスミレとコウシンソウの2種が
自生しています。

・品種
ムシトリスミレには、冬芽を作って越冬する寒地性
北アメリカ原産で通年生育する暖地性
メキシコ原産の熱帯高山性の3つに分かれます。

日本に分布しているのは、ムシトリスミレコウシンソウで、
寒地性のため、暑さに弱く、栽培には不向きです

アシナガムシトリスミレヒメアシナガスミレなど、
熱帯性の品種が流通しています。


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2年に1回、植え替えます


■植え付け・植え替え

・植え付け
冬芽の時か、芽出し時が植え付け適期です。

水抜き穴の上に鉢底ネットを置き、ゴロ土を一並び敷き、
その上に用土を入れて、植え付けます。

・植え替え
植え付け同様、冬芽の時か、芽出し時が適期です。

鉢に用土を入れたら、ピンセットで株元を挟んで抜き取り、
古い用土が付いたまま新しい用土の中に埋め込むように植え付けます。

植え替えは、2年に1度行います。


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ムシトリスミレは、虫を与える必要はありません


■栽培管理

食虫植物なので虫を与えなければならないと思いがちですが、
虫を与える必要はありません。

・水やり
用土を常に湿らせておくことが大切です。
腰水にしてもよいでしょう。

休眠中も乾かさないよう注意します。

・追肥
春と秋に液体肥料を月1〜2回施します。


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株分け、葉挿しで増やすことができます


■増やし方

植え替え時の株分けや、葉挿しで増やせます。

葉挿しは、12月〜3月に行います。
葉を基部から外し、湿らせたミズゴケにのせ、明るい日陰で管理します。
夏よりも冬の方が葉が肉厚のため、成功しやすいです。


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ナメクジに注意します


■病害虫

病害虫は特に心配ありませんが、
食虫植物とはいえどんな虫でも食べるわけではないため、
まれにナメクジの食害にあうことがあります。

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