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ハッカクレン、葉の下の赤花がキュート


・学名 Podophyllum
・科名 メギ科
・属名 ミヤオソウ属(ハッカクレン属)
・開花期 4月下旬〜6月上旬
・休眠期 11月下旬〜3月中旬
・難易度 初級者〜中級者向き
・楽しみ方 鉢植え、庭植え



[ハッカクレンの育て方]


■ハッカクレンの特徴

ハッカクレンは、台湾や中国原産の、
草丈が30〜60cmほどに成長する大型種です。

太い茎の先端に、大きな角のある傘のような葉を2枚広げて、
葉の下に赤褐色の花を咲かせます。

このハスに似た葉の角の数から、「ハッカクレン(八角蓮)」と呼ばれています。
ちなみに中国では、なぜか「六角蓮」と名付けられています。

学名の”Podophyllum”は、「葉や葉柄」の意味で、
ミヤオソウ属(ハッカクレン属)の特徴である大きな葉と長い葉柄を表しています。

花後には、ボールのような身ができます。


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葉が大きいので強風に注意します


■栽培適地と品種

・栽培適地
大型の植物ですので、スペースを必要とします。
日陰の庭によく合います。

葉が大きいため、風の影響をうけます。
強い風の当たらない場所が良いでしょう。

・用土と鉢
赤玉土と鹿沼土を等量混ぜた用土を使用します。

葉が大きいうえ、根の発達が早いため、
株より二回りほど大きめの鉢に植え付けると良いでしょう。

・主な仲間
斑入りや白花などが流通しています。

・品種
2枚の葉の付け根の部分に花が咲くものをタイワンハッカクレン
茎の途中に花が咲くものはチュウゴクハッカクレンと呼ばれています。

海外品種も流通しており、「ミヤオソウ」の別名もある、
ヒマラヤハッカクレンは、赤く美しい花が葉上に開花するため、
とても人気があります。


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発芽のようす


■植え付け・植え替え

・植え付け
2月下旬〜3月にも植え付けられますが、
晩秋の10月下旬〜11月の方が適しています。

芽の先端が2cmほど埋まるように植え付けます。

・植え替え
植え付け同様、10月下旬〜11月が最適期ですが、
2月下旬〜3月でも植え替えができます。

鉢から株を抜いたら、根鉢を崩して、太く長い根はカットして根先をそろえます。
副株では根茎が多いため、2節ほど残して外すと、植え付けやすいです。

植え替えは、2〜3年に1回行います。


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白花もあります


■栽培管理

日陰を好むので、1年を通じてゆったりと育てます。

芽出し時は間延びしない程度に30%遮光し、
葉が固まったら日陰か、80〜70%遮光します。

秋になったら30〜50%遮光として、翌年の芽を充実させます。
冬は、凍らないように管理します。

種を取らない場合は、花後に花がらを摘むと株が充実します。

・水やり
生育期は1日1回水やりをします。
大きな植物ですので、水も多く必要とします。
たっぷり水を与えましょう。

・追肥
芽出し時に置き肥をし、生育期は液体肥料を月に1度施します。

肥料を好みますが、多肥では巨大になりすぎます。
逆に肥料が切れると、株が委縮したり、葉の色があせてきます。


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多肥にしないほうが、草姿が美しいようです


■増やし方

植え替え時の株分けや根伏せで増やせます。

長くて太い根を切って、1cm程度覆土して管理すると、芽が出てきます。
種ができたら、実生でも増やせます。


■病害虫

白絹病や、高温多湿期に軟腐病が出ます。
害虫は、芽出し時のナメクジの食害や、ネコブセンチュウにも注意します。

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