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オランダフウロ


・学名 Erodium
・科名 フウロソウ科
・属名 オランダフウロ属
・開花期 4月〜8月
・休眠期 12月〜2月
・難易度 初級者向き
・楽しみ方 鉢植え、ロックガーデン、庭植え



[オランダフウロ(エロディウム)の育て方]


■オランダフウロの特徴

ゲンノショウコに代表されるフウロソウ属の近縁ですが、日本には自生していません。

ゲンノショウコは花は小さく鑑賞には向いていませんが、
オランダフウロ(エロディウム)の仲間は、
草姿はフウロソウより小型で、花形が変化に富んでいるのが特徴です。

オランダフウロ属とフウロソウ属の見分け方は、
花後にできるさく果の、熟した後の開き方によります。

フウロソウ属はさく果が直立し、熟すとさく果の上端を軸につけたまま、
外側にそっくり返って巻き、裂開します。


■栽培適地と品種

・栽培適地
風通しと日当たりの良い場所を好みます。

・用土と鉢
軽石1:鹿沼土1:赤玉土(小)1の割合か、軽石2:鹿沼土4:赤玉土(小)4の
割合で混合した用土が良いでしょう。

市販の山野草用の土でも問題ありません。
太い根を伸ばすため、深めの鉢が良いでしょう。


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日本原産のフウロソウ属の「ヒメフウロ」


・主な仲間
オランダフウロ(エロディウム)の仲間は、日本には自生していませんが、
世界的には、主に地中海周辺に80種ほどが分布しています。

地中海原産のエロディウム・レイカルディーは、岩場に生え、
直径1cm程度の小さな花を咲かせます。

エロディウム・レイカルディーの和名は「ヒメフウロ」ですが、
日本原産のフウロソウ属の「ヒメフウロ」とは別の植物ですので、
注意が必要です。

エロデイウム・コルシクムも地中海原産で、海岸近くの岩場に生え、
這うように広がってマット状になります。

直径2cm程度の花を咲かせます。
花には、白〜薄いピンクの地に、
濃いピンク色の網目状の筋が入るのが特徴です。

エロデイウム・ケイランシフォリウムはスペイン〜北アフリカ原産で、
白い毛の生えたシダのような葉を茂らせるのが特徴です。

・品種
日本で最もよく栽培されているのは、エロディウム・バリアビレで、
エロディウム・レイカルディーエロデイウム・コルシクムとの雑種です。

エロディウム・バリアビレは、草丈5〜10cmで、マット状に、
這うように広がって育ちます。

直径2cm弱の小さな花を多数咲かせます。
花色は白から濃ピンクまで様々で、目を楽しませてくれます。

葉は浅く裂けた卵形をしています。


■植え付け・植え替え

・植え付け
芽出し直前の2月〜3月上旬が植え付け適期です。

用土には、元肥としてリン酸と、
カリウムが多めの緩効性化成肥料を混合します。
量は、3号鉢で二つまみが目安です。

・植え替え
植え付け同様、2月〜3月上旬が適期です。

鉢から株を抜き、太いゴボウ根を傷つけないよう注意して、
植え替えを行います。

根の成長が活発で、根詰まりしやすいため、
できれば毎年、遅くとも2年に1度は植え替えます。


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エロディウム・レイカルディー


■栽培管理

1年を通じて、風通しの良い日向で管理します。

・水やり
表土が乾いてから、たっぷりと水を与えます。
過湿に弱いため、梅雨や秋の長雨時は水やりを控えます。

・追肥
3月〜9月、週に1回液体肥料を施します。
真夏は薄めに希釈します。


■増やし方

植え替え時の株分けか、種まきで増やします。

株分けは、自然に分かれている部分で切り離して、植え付けます。
切り口には殺菌剤などを塗って保護しておくと、安心です。

種は冷蔵庫で保管し、翌年の2月〜3月上旬にまきます。
オランダフウロのタネは皮が厚く、発芽率が悪いので、

やすりなどで種の一部を白い部分が見えるくらいまで削る
剥皮処理をしてからまくと良いでしょう。

種まきから2年程度で開花します。

また、エロディウム・レイカルディーは挿し芽でも増やせます。


■病害虫

病害虫は、ほとんど心配ありません。

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