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キンポウゲは、日本各地の道端や、草地で見られます


・学名 Ranunculus
・科名 キンポウゲ科
・属名 キンポウゲ属
・開花期 一般種:4月下旬〜7月上旬
     夏休眠性種:2月中旬〜4月
     ヨーロッパアルプスの白花種:4月下旬〜7月上旬
・休眠期 一般種:11月〜3月中旬
     夏休眠性種:6月中旬〜9月中旬
     ヨーロッパアルプスの白花種:11月〜3月下旬
・難易度 中級者向き
・楽しみ方 鉢植え、石づけ、トラフ、ロックガーデン



[キンポウゲの育て方]


■キンポウゲの特徴

キンポウゲは、海外ではバターカップと呼ばれ、
鮮やかな黄色の花色が魅力的です。

岩場に咲くもの、雪の中に咲くもの、
乾いた礫地に咲くものなど様々です。

別名をウマノアシガタ(馬の足形)と言いますが、
ロゼット状の葉の形が馬蹄に似ているからと言われています。

キンポウゲ科の植物にはアルカロイドのような毒素を持つ種類が多く、
キンポウゲも例外ではありませんので、注意します。


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ロゼット状の葉の形が馬蹄に似ている?


■栽培適地と品種

・栽培適地
日向のロックガーデンに向きます。

・用土と鉢
水はけの良い用土を好むため、
硬質鹿沼土と軽石砂を等量混ぜた用土などが良いでしょう。

鉢は、小型の強健種は4〜5号ほどの中深鉢、タカネキンポウゲや、
海外種は4〜5号の深めの断熱鉢などが良いでしょう。

・主な仲間
キンポウゲ属は非常に種類が多く、世界中に400種類ほどあるとされています。

日本にも20数種が分布し、山野草としてミヤマキンポウゲや、
小型のキタダケキンポウゲ、タカネキンポウゲなどが栽培されています。

海外種では、ヨーロッパアルプスのウメバチキンポウゲやイワキンポウゲ、
イトハキンポウゲなどが流通し、人気を集めています。

ミヤマキンポウゲなどランナーで増えるタイプと、
アンプレキシカウリスなど株が大きくなるタイプに分けられます。


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日本にも20数種のキンポウゲの仲間がいる


・品種
ミヤマキンポウゲは本州中部以北の高山に多くみられ、
夏の高山草原を黄金色に彩ります。
ランナーでよく増えます。

アコウキンポウゲはキンポウゲの北方型で、全体に小型でまとまりが良いです。

キタダケキンポウゲは、その名の通り北岳に自生しています。
小型種で、切れ込んだ小さな葉を広げ、中心に黄色の小花を咲かせます。

ウメバチキンポウゲ(ラナンキュラス・パルナッシフォリウス)は、
ヨーロッパアルプスの岩場に生える小型種です。

ハート形の葉と、ウメバチソウの花に似た白い丸弁花のバランスが良く、
人気があります。
夏過ぎには休眠します。

イトハキンポウゲ(ラナンキュラス・グラミネウス)は、
ヨーロッパ南部からアフリカ北部に分布し、名前の通り葉が細いのが特徴です。


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ミヤマキンポウゲとハクサンフウロ


■植え付け・植え替え

・植え付け
一般種、夏休眠性種、ヨーロッパアルプスの白花種のいずれも、
3月〜4月上旬か、9月下旬〜10月上旬が植え付け適期です。

鉢の中心に芽を置き、根を広げて1cm程度覆土します。
元肥は施さず、植え付け後に鉢の縁側に置き肥します。

・植え替え
植え付け同様、3月〜4月上旬か、9月下旬〜10月上旬が適期です。

鉢から株を抜いたら、白い根は比較的太いので、
あまりカットせずに植え替えます。

毎年か、2年に1回は植え替えます。


■栽培管理

基本的に日当たりを好みますが、梅雨の中ごろからは暑さで
傷みやすいため、50%程度遮光し、風通し良く、涼しく管理します。

秋の彼岸頃からは再び日に当てて、芽の充実を図ります。
寒さには強い方ですが、休眠中の強い凍結は避けます。

礫地や乾燥地に生息する品種は過湿に弱いので、雨よけを行います。

・水やり
1日1回、春と秋は朝、夏は夕方以降に与えます。

休眠中も、軽く湿る程度に与え、カラカラに乾かしません。
過湿になると、根腐れを起こしやすくなります。

・追肥
芽出しと同時に置き肥を施します。

生育期には液体肥料を2週間に1度与えます。
ただし、夏の間は傷みやすいので、控えます。


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花のアップ


■増やし方

植え替え時の株分けや、実生で増やせます。

株分けは、ランナーで増えるタイプは、根が出ていたらカットして分けます。
株が大きくなるタイプは、軽く揺すってみて、株が動くものは分けられます

実生の場合は、種を採っておいて、2月〜3月中旬にまきます。


■病害虫

高温期の軟腐病に注意します。
芽出しの頃に萎縮したら、炭そ病を疑います。

害虫は、アブラムシやナメクジ、ヨトウムシ、ネコブセンチュウ、
ネグサレセンチュウなどに注意します。

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