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カタクリは、乱獲で減少しています


・学名 Erythronium
・科名 ユリ科
・属名 カタクリ属
・開花期 3月〜5月
・休眠期 6月中旬〜2月
・難易度 上級者向き
・楽しみ方 鉢植え、露地植え



[カタクリの育て方]


■カタクリの特徴

カタクリ(片栗)属は北半球に約20種が分布し、
日本にはカタクリ1種があり、北海道から九州まで、広く分布しています。

名前の由来は、鱗茎からデンプンを取り出していたことによります。

早春の短期間だけ下向きに花を咲かせるため、
スプリング・エフェメラル(春のはかない命)と呼ばれています。
初夏には葉が枯れて、休眠します。

花は、外花被片と内花片がそれぞれ3枚ずつ、
葉は、先のとがった長楕円形です。

種子に、アリが好む物質があり、アリによって方々に散布されますが、
近年は乱獲などで減少しています。


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群生するカタクリ


■栽培適地と品種

・栽培適地
露地植えの場合は、落葉樹の木陰などに植え付けます。
庭土に腐葉土などをすき込んで植え付けましょう。

鉢植えの場合は、地上部がある間は午前中日の当たるところに置き、
休眠期は、軒下の日陰で管理します。
休眠期に長雨に当てず、過湿にならないよう管理するのがポイントです。

・用土と鉢
硬質鹿沼土(小)・桐生砂(小)焼赤玉土(微粒)を等量混合した用土や、
赤玉土4に軽石砂4、腐葉土2を混合した用土などが良いでしょう。

球根は、生長すると深くもぐるので、5〜6号の駄温深鉢が適します。


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白のカタクリ


・主な仲間
欧米から原種や交配種が輸入されています。
黄花のエリスロニウム・パコダや、
白花のホワイトビューティーなどが代表的です。

・品種
花色が黄色のキバナカタクリがあります。


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キバナカタクリ


■植え付け・植え替え

・植え付け
8月下旬〜9月が適期です。
球根の上端を、用土の表面から2〜3cmほどの深さに植え付けます。
植え付け時に、緩効性の化成肥料を少量元肥として施します。

・植え替え
植え付け同様に行います。
目安は3年に1度です。


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つぼみ


■栽培管理

・水やり・追肥
12月頃から発芽までは窒素抜きの液肥を施します。
表面が乾いたら、過湿にならない程度、与えます。
1000倍に薄めたブドウ糖を液肥に加えると、驚くほど活性化します。

発芽〜地上部が消えて3週目までは、週に1回、窒素入りの液肥を与えます。

液肥が、水やりを兼ねています。


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カタクリの若い種


■増やし方

実生か、球根で増やします。

種は、5月頃に採りまきします。
種をまいたら、1〜2cm覆土をします。
最初は鉢底から水を吸わせ、用土が落ち着いたら、上から水を与えます。

発芽は翌年になりますが、それまでは土を乾かさないことがポイントです。
12月頃から、窒素抜きの液肥を1〜2週間に1回施します。

翌年の2月前後に発芽しますが、1年目は細かい苗のままです。
3年後くらいに、一回り大きな鉢に植え替えます。
開花までは5〜10年かかります。

球根で増やす場合は、植え替えの際、球根の下部に、
前年の小さい球根が付いているので、これを取り外して植え付けます。
ただし、こちらも開花までは数年を要します。


■病害虫

早春の植物のため、病害虫はほとんど心配ありませんが、
ナメクジが付くことがあります。

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