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セツブンソウ


・学名 Eranthis
・科名 キンポウゲ科
・属名 セツブンソウ属
・開花期 2月〜4月上旬
・休眠期 6月〜1月
・難易度 中級者向き
・楽しみ方 鉢植え、庭植え



[セツブンソウの育て方]


■セツブンソウの特徴

節分の頃に落ち葉の中から愛らしい星形の白い花を咲かせるため、
「セツブンソウ(節分草)」と名付けられました。

白い花弁のように見える部分は実は萼(がく)で、
中央の黄色い部分が花びらの退化したものです。

葉は、いくつもの深い切れ込みのあるモミジ葉状をしています。

本州関東地方以西〜九州の山地に分布する多年草で、
落葉樹林内などに生息しています。

地下に球根があり、晩春には葉を落とす春植物です。

乱獲や自生地の破壊などで数が激減し、
環境省の絶滅危惧種に指定されています。


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群生するセツブンソウ


■栽培適地と品種

・栽培適地
石灰岩を好むので、石灰岩片を置くと生育が良くなります。

庭植えの場合は、落葉樹の木陰など、
早春に日が当たる場所が良いでしょう。

・用土と鉢
赤玉土(小)7に山砂3の割合で混合します。

鉢は、山野草用の鉢を使用します。
4号の山草鉢に10球くらいが植え付け目安です。

・主な仲間
韓国のヒナマツリソウや、ヨーロッパの
エランティス・ヒエマリス(キバナセツブンソウ)、
エランティス・シリシカ(コガネセツブンソウ)などが主な仲間です。

・品種
韓国のヒナマツリソウは、セツブンソウに良く似ていますが、
蜜腺が緑色をしている点で見分けます。


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愛らしい花が人気です


■植え付け・植え替え

・植え付け
初秋の休眠期(8月下旬〜9月)が植え付け適期です。

褐色の小さな球根は上下が分かりにくいですが、
平らな面を下にして植え付けます。

用土に緩効性化成肥料を1g加えて、
3号鉢の深さの1/2まで用土を入れたら、
球根を置き、3〜4cm覆土します。

・植え替え
植え付け同様8月下旬〜9月に植え替えを行います。

鉢から抜いたら古土を落とし、球根の状態を確かめ、
下に数本の根が出ているものを選び、植え付けます。

セツブンソウは養分の吸収が早いので、
遅くとも2年に1回は植え替えます。


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つぼみが持ち上がるセツブンソウ C)季節の花300


■栽培管理

葉の出ている生長期間が短いため、葉を長く保ち、
薄い液肥で肥培することが、うまく育てるコツです。

芽が出たら、開花して葉が茂るまでは日当たりに置きます。
葉が茂ったら、日陰に移します。
葉が傷みやすいため、強い風を避けられるよう工夫しましょう。

休眠期に入ったら、棚下で休ませます。
冬期は、凍結しないところで管理します。

・水やり
生育期は、1日1回水やりをします。

休眠期に入ったら、用土が少し湿っている状態を保ちますが、
休眠中に多湿になると球根が腐ってしまうため、
多湿にならないよう注意します。

・追肥 
生育中は、2週間に1度液体肥料を施します。


■増やし方

分球はほとんどしないため、実生で増やします。

種は、さやがはじけたら採り蒔きします。
1年後に1枚葉の子葉を出し、4年後に開花します。

*採り蒔きとは、種を保存せず播くことです。
そのまま、あるいは乾燥させて蒔くこともあります。


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葉を伸ばし種をつけるセツブンソウ C)季節の花300


■病害虫

ナメクジやヨトウムシ、アブラムシの食害に注意します。

早春に芽出しし、生育期間が短いため、
病気は特に心配ありません。

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