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ツバキ(椿)は冬に凛とした美しい花を咲かせます、
古くから日本人に愛されている日本の庭木です


・学名 Camella spp
・分類 常緑小高木
・科名 ツバキ科
・属名 ツバキ属
・原産地 東アジア
・樹高 3〜4m
・開花時期 2月上旬〜3月下旬



[ツバキの育て方]


■ツバキの特徴

ツバキは、冬も葉を落とさないことから、
不老長寿や邪気を払う縁起の良い樹だと考えられてきました。

安土桃山時代には、茶道や華道の発達とともに、
広く観賞されるようになりました。

江戸時代には品種改良が始まり、
現在でも一重、八重など多彩な花を楽しむことができます。

ツバキと言えば和のイメージですが、
華やかな八重の品種は洋風の庭にもとてもよく合います。


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淡乙女椿


■栽培適地と品種の選び方

・栽培適地
東北地方以西で栽培が可能です。

・品種選び


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岩根絞:
中輪で半八重の花が咲きます。
白地に真紅の絞りが入り、とても鮮やかです。

有楽:
東京に有楽町の名を遺した、
織田有楽斎長益が茶花として愛でていた花です。
半八重で、薄桃色の愛らしい花を咲かせます。

曙:
椀状に薄桃色の花を咲かせる有名な園芸品種です。
大きな筒しべがふくよかな印象です。

百合椿:
濃紅色の一重の花を咲かせます。
花は筒状で百合のようにうつむいて咲きます。
枝垂れ性で、葉は柳の葉のように細長い形をしています。

羽衣:
薄桃色の八重咲きの品種です。
華やかで愛らしい、洋風のお庭にも良く似合う品種です。


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玉の浦:
紅色の花弁に白い縁取りが入ります。
一重の花にふくよかな筒しべが生えます。
ツバキの代表的な品種で、国際ツバキ名鑑の巻頭を飾っています。


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白侘助:
一重の白い花を咲かせます。
筒しべは小さく、控えめな印象で、茶花にもよく用いられます。

エリナ・カスケード:
大変希少な品種です。
白く小さな花がうつむいて咲きます。
花の基部にはほんのりと薄桃色が入ります。
花は1.5p程でツバキの中で最も小さいのですが、
枝一杯に花が付き可憐で美しいです。

モモイロモクハン:
桃色系唐子咲きの品種です。
唐子弁は桃色地に幅の広いの白覆輪で縁どられています。
中輪で華やかな印象の花です。


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ツバキの蕾


■植え付け・植え替え

・植え付け
水はけがよく、西日の当たらない半日陰の場所を好みます。
酸性の土を好むので、掘り上げた土の3割ほどに、
腐葉土とピートモスを混ぜておきます。

植え付け時期は花後の3月から4月、もしくは9月から10月に行います。
植え付け後は棒で土をよく固め、水をたっぷりと与えましょう。

・鉢植えの植え替え
鉢植えは2〜3年に一度植え替えを行います。
植え替えの時期は3月から4月か9月から10月です。

赤玉土と砂を1:1でまぜ、
水はけのよい土をつくって用土として使います。


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ツバキの樹形


■剪定と仕立て方

ツバキは今年伸びた枝の先に花芽を作ります。
剪定は花後すぐに行います。

夏以降に剪定をすると、
花芽を落としてしまい翌年花が咲かない可能性があります。

花が咲いた枝は葉芽を1〜2個残して剪定します。
花が咲かなかった枝は剪定は必要ありません。

バランスが悪いようであれば葉芽を3〜4芽残して剪定します。
樹高を押さえたいときは、3月から4月に好みの高さまで切り詰めます。


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ヤブツバキ


■栽培管理

・水やり
庭植えでは基本的には水やりの必要はありません。
夏の高温期に乾いているようであれば水を与えるようにします。

鉢植えでは、夏時期は朝と夕の2回水を与えます。
春と秋は1〜2日に一度でよいでしょう。

冬の休眠期は水は控えめでよく、
鉢の土が乾いたら与えるようにします。


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白のツバキ


・肥料
庭植え、鉢植え共に2月から3月に寒肥として、
油かすと骨粉を混ぜたものを与えます。
9月から10月には追肥として緩効性の化成肥料を与えます。

・増やし方
ツバキは挿し木で増やすのが最も簡単な方法です。
梅雨時期に今年伸びた枝を水はけのよい土に挿しておきます。
切り接ぎや呼びつぎでも増やせますが、初心者には難しそうです。


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ツバキの実


■病害虫

4月と7月にチャドクガが発生します。
発生初期にMEP剤をかけて退治します。

夏はスリップスやダニが発生します。
スリップスはアセフェート粒剤がよく効きます。
ダニはダニ剤をまいて防除します。
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