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ボケは日本に自生しているクサボケ、
中国原産のマボケ、両者を掛け合わせた3種に分かれます


・学名 Cboenomeles spp
・分類 落葉低木
・科名 バラ科
・属名 ボケ属
・原産地 中国、日本
・樹高 0.5m〜3m
・開花時期 2月中旬〜4月下旬



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彩の国と思われるボケ


[ボケの育て方]


■ボケの特徴

山野に自生しているクサボケは親木から子木、
孫木と地下茎で繋がって増えていきます。

中国原産のマボケが日本に入ったのは平安時代よりも前のようです。
古い時代から存在していましたが、
地味で目立たない樹木だったようです。

ボケが園芸品種として注目されたのは大正時代に入ってからです。
新潟市と埼玉県川口市を中心にボケブームが起こり、
園芸品種が発表されました。

昭和40年代にも第二のボケブームが起こっています。
この2回のブームで200を超える品種が栽培されるようになりました。

ボケの実は漢方薬としても利用されています。
香りがよく、果実酒やジャムにして利用するのも楽しみの一つです。

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ボケの実


■栽培適地と品種の選び方

・栽培適地
日本全国で栽培が可能です。

・品種選び
輝きの峰:
ピンク色の地合に白覆輪紅の絞りが、
かすりの模様のようにまんべんなく入ります。
花は一重で大輪です。
樹高は1.5mほどで、樹形は基部開帳型です。

高嶺錦:
桃色地に白覆輪の花と、桃色地に紅の絞りの2種類の花が咲きます。
一重咲きで大輪、着物の柄のように美しい花です。
樹高は1.5mほどで、基部開帳型の樹形です。

世界一:
真紅の花は巨大燐で八重咲きで、大変華やかで目をひきます。
上部開帳型で、樹高は1.5mほどです。

東洋錦:
ボケの代表的な品種です。
1本の樹にしろ、桃色、紅色、
白地に紅絞りなど多彩な花が咲きます。
一重咲きで大輪の花が咲きます。
基部開帳型で、樹高は1.5mくらいです。

ゆめ:
大輪の一重の花で、淡い桃色のかわいらしい花です。
桃色は中央は淡く、外側に向かって濃くなります。
基部開帳型の樹形で、1.5mまで生長します。

緋の御旗:
朱紅色で大輪一重の花が咲きます。
濃い緑の艶のある葉との取り合わせも美しい品種です。
立性で1.5mくらいまで生長します。


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ボケ(品種不明)


■植え付け・植え替え

・植え付け
植え付けは2月中旬から3月下旬、
もしくは9月中旬から11月中旬に行います。

日当たりがよく、肥沃な土地を好みます。
トゲがあるので、人が通る場所は避けたほうがよいでしょう。

植え付け時には根鉢の倍の大きさに植え穴を掘ります。
掘り上げた土に腐葉土と堆肥、化成肥料を混ぜておきます。

ボケの花は挿し木で増やしたものを購入したほうがいいです。
接ぎ木のものは、台木に負けてしまい、
いつの間にか違う品種になってしまう可能性があります。

・鉢植えの植え替え
植え替えは秋に行います。
鉢を購入した時は花が終わった後に、
根元の土をすべて取り除き、新しい土に植え替えます。

その後は2〜3年に一度植え替えを行います。
土は赤玉土に腐葉土と堆肥を混ぜたものを使います。


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サクラとボケ


■剪定と仕立て方

庭植えでは、花後に剪定を行って樹形を整え、
秋に徒長枝やひこばえを取り除きます。

枝がよく伸びるので、
鉢植えでは剪定で樹形を整える必要があります。

花後に、新梢を2〜3芽残して切り詰め、新しい芽を出すようにします。
12月になったら、蕾のついている枝の先端を、
10pくらいの長さになるように切ります。
蕾のついていない枝は根元から切り落とします。


■栽培管理

・水やり
乾燥すると花芽がつかなくなります。
夏場の乾燥に注意しましょう。

とくに鉢植えは乾燥しやすいので、
鉢の土が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。

・肥料
庭植えでは1月から2月に寒肥として有機肥料を与えます。
鉢植えでは、4月、6月、9月に固形の有機肥料化化成肥料と施します。

・増やし方
クサボケは株分けで増やします。
それ以外の品種は、新梢の先端を赤玉土に挿し、挿し木で増やします。


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ボケのつぼみ


■病害虫

春に赤星病が発生することがあります。
トリアジメホン乳剤で予防することができます。

カイガラムシが発生したらマシン油乳剤を使います。
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