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花と言えば「桜」を思い浮かべるくらい、
日本人にとってサクラはなじみ深い樹木です


・学名 prunus spp
・分類 落葉小高木〜高木
・科名 バラ科
・属名 サクラ属
・原産地 東南アジアの温帯
・樹高 4〜15m
・開花時期 3月中旬〜4月中旬



[サクラの育て方]


■サクラの特徴

サクラ、日本にはヤマザクラなど8種類の野生種が自生しています。
そこから品種改良されたり、自然発生した多種多様な品種が存在しています。

ほとんどの品種は日本で品種改良がなされているので、
日本の風土のよく合い、育てやすいです。

■栽培適地と品種の選び方

・栽培適地
日本全国で栽培が可能です。

・品種選び
染井吉野:
日本のサクラを代表する品種です。
葉が展開し始める前に一重の小花が枝一杯に咲く様はとても見事です。

花は開花初期は薄紅色で、開花が進むと白っぽくなって行きます。
染井吉野は江戸時代江戸の染井村で吉野桜という名前で売り出されました。

それまでのサクラはヤマザクラが中心で、
華やかな染井吉野は大ブームとなり、日本中に広がっていきました。


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糸括(イトククリ)
薄紅色の八重咲きの桜です。
葉が黄緑色で薄紅色の花とのコントラストが愛らしいです。
微かに芳香があります。


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関山:
八重桜の代表的な品種です。
5p程の大輪の花で、桃色の花弁は1輪に20枚から50枚あります。
3から4輪の花が固まって咲き、大変華やかです。


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白妙:
5〜6cmの大輪の花です。
花弁は白く、花弁の数は20枚ほどです。
外側のはうっすらと桃色が入ります。
大変存在感のある花です。

手弱女(タオヤメ):
京都平野神社に原木があります。
一重の花は、しわがあり、花弁が外側にそっています。
花弁の中心が淡く、外側に向かって濃くなります。
花に少し遅れて展開する葉とのコントラストが見事です。
名前の通りしなやかな女性的なサクラです。


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普賢象(フゲンゾウ):
大輪の八重の花は、中心が淡く、外側に向かって桃色になります。
うつむき花弁に咲く花は見事で、
かの昔足利義光将軍も感銘を受けたといいます。

花が散る時は、花弁が散らず、
ツバキのように花冠ごとぽとりと地面に落ちます。


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楊貴妃(ヨウキヒ):
八重咲きの花で、大変ボリュームがあります。
花色は白からピンク色のグラデーションで、とても艶やかです。
楊貴妃を思わせる美しさからその名がついたそうです。


■植え付け・植え替え

・植え付け
サクラは10月下旬から11月中旬、
もしくは2月中旬から3月中旬に植え付けを行います。

サクラは強い剪定を嫌うので、
栽培スペースは樹高や枝の張り方を調べて決めます。

枝は日当たりの良い方向に伸びて行くので、
日の当たり方も計算に入れておきましょう。

また、周囲の建物や樹木の枝の影響を受けやすいので、
枝に当たるものが無いようにします。

日当たりがよく、肥沃で水はけのよい土壌を好みます。
植穴は根鉢の2倍以上の大きさに掘ります。

掘り上げた土には腐葉土と堆肥を漉き込んでおきます。
根鉢に土を戻しいれてから株を置き、残りの土を埋め戻します。

植え付けた株元はよく踏んで固め、支柱をたてておきます。
植え付け後は水をしっかりと与えておきます。


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ソメイヨシノのアップ♪


・鉢植えの植え替え
鉢の植え替えは10月の中旬から11月の中旬、
2月中旬から3月中旬に行います。

用土には赤玉土中粒と川砂と腐葉土を5:2:3の、
割合で混ぜたものを使います。

植え付け時には根鉢を1/3崩し、
古い根を整理してから植え替えます。


■剪定と仕立て方

サクラは太い枝を切られることを嫌います。
そのため、新梢や小枝の枝ぶりを観察してこまめに樹形を整えます。

剪定は11月下旬から2月末の休眠期に行います。
サクラを群食しているときには、
お互いの枝どうしが干渉しあわないようにします。

他の樹木が近くにある時も、枝が当たらないように気をつけます。
サクラは枝が横に広がった樹形になります。

上下に重なった枝や左右に触れ合う枝を切り、
樹冠のバランスを取りながら育てていきます。


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ソメイヨシノ、満開


■栽培管理

・水やり
庭植えでは水やりの必要はありません。
鉢植えでは、鉢の土が乾いたら水を与えます。

特に、5月から7月は水切れをおこすと、
翌年の花付きが悪くなるので注意しましょう。

・肥料
寒肥として、1月から2月に堆肥と腐葉土と油かすを混ぜたものを与えます。
株元から離れたところに円を描くように溝を掘り、肥料を埋め込みます。

・増やし方
接ぎ木で増やすのがお勧めの方法です。
接ぎ木は密閉ざしで行うとよいでしょう。


■病害虫

樹皮にコスカシバが侵入します。
MEP剤を散布して退治します。

天狗巣病にかかると枝が委縮します。
硫酸オキシキノリン剤を、
剪定前に散布しておくと防ぐことができます。

■サクランボの育て方
・サクランボの育て方 庭植え|成熟期の裂果に注意します
・サクランボの育て方 鉢植え|夏の西日を避け過湿に注意します
・サクランボ 剪定のコツ
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