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欧米では、ホーリー、ヒイラギは、赤い実は情熱や幸福を表し、
クリスマスシーズンに欠かせない神聖なものです。


・学名 Ilex spp
・分類 常緑低木〜高木
・科名 モチノキ科
・属名 モチノキ属
・原産地 世界の温暖帯
・樹高 2m〜6m
・開花時期 5月中旬〜6月中旬
・果実熟期 11月中旬〜2月下旬



[ホーリーの仲間の育て方]


■ホーリーの仲間の特徴

欧米にとってホーリーはクリスマスシーズンに欠かせない神聖なものです。
冬に生き生きとした緑色の葉は邪気を払って永遠をもたらすとされ、
赤い実は情熱や幸福を表すとされています。

クリスマスシーズンになると、
どの家庭でも、枝をそのまま飾ったりリースにして扉に飾ります。

ホーリーの仲間にはたくさんの種類があります。
真っ赤な実をたくさんつけるもの、葉にあまりとげのないもの、

班入りの葉の模様が際立って美しいものなどが、
冬時期の彩りの少ない庭を華やかにしてくれます。

ホーリーは雄雌異株のため、赤い実を楽しむためには、
雄株と雌株の両方を植える必要があります。

■栽培適地と品種の選び方

・栽培適地
日本中どこでも栽培が可能です。

・品種選び
アメリカンホーリー:
樹高は20mほどにも育ちます。
葉は光沢があり、鋭い鋸歯状です。

ペルニーヒイラギ:

中国原産のホーリーです。
葉が小さいのが特徴です。
生垣にも向いています。

・チャイニーズホーリー
バーフォーディー:
たくさんの実をつけます。
葉は鋸歯ではなく光沢があります。

オースプリング:
黄色の班が入った葉は縦にカールしユニークな姿になります。
紅千鳥:とげのない濃い緑の美しい葉で、実の付きが良い美しい品種です。

・イングリッシュホーリー
アルゲンティア・アルギナータ:
鋸歯状の葉に黄色の班が縁取りのように入ります。
シルバー・キング:
鋸歯状の葉に白く美しい縁取りが入ります。

・交雑種
ブルー・プリンセス:
青みを帯びた葉が美しい品種です。
プリンセスは雌株で、雄株はブルー・プリンスと言います。

サニー・フォスター:

珍しい黄葉のホーリーです。


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ヒイラギの花


■植え付け・植え替え

・植え付け
植え付けは4月上旬から5月中旬、
もしくは9月上旬から10月中旬に行います。

肥沃な土壌と日当たりのよい場所か、
午前中だけ日が当たるような場所を好みます。

植え付け時は植穴を大きく掘り、
掘り上げた土に腐葉土を混ぜ込んで水はけを良くしておきます。

根に対して枝が多い時は、植え付ける前に、
込み入っている枝を根元から切り落としておきます。

植え付けた後は水をたっぷりと与え、
腐葉土やピートモスでマルチングしておきます。

・鉢植えの植え替え
鉢植えは4月から5月中旬か9月から10月上旬に行います。
根を抜き取った後、根鉢の表面を1/3ほど崩し、
古い根を切り取って整理します。

用土は赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜて作ります。


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ヒイラギの実


■剪定と仕立て方

雄株は7月と12月に剪定を行います。
雌株は7月は花後に当たるため、
この時期の剪定は実付きを悪くしてしまいます。

雌株の剪定は3月か11月から12月に、樹形を乱す枝を切ります。
強い剪定を行うのであれば3月に行います。
強い剪定の後はしばらく実付きが悪くなります。


■栽培管理

・水やり
庭植えは水やりは必要ありません。
鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。

・肥料
庭植えは寒肥として2月上旬から3月中旬の間に、
骨粉と油かすを6:4の割合で混ぜた有機肥料を施します。

追肥としては、6月上旬と8月下旬から9月上旬に、
有機肥料を寒肥の半分の量施します。

肥料は木の大きさによって量を加減します。

鉢植えでは、油かすと骨粉を混ぜたものか、
固形の油かすを肥料として与えます。

寒肥は2月上旬から3月中旬にあたえ、
追肥は6月上旬と8月下旬から9月上旬に施します。

・増やし方
種を播いても増やすことができますが、挿し木の方が簡単です。
6月下旬から8月上旬に、新梢を赤玉土に挿します。


■病害虫

夏時期は黒斑病やすす病に注意が必要です。
カイガラムシが付くこともあります。

カイガラムシには1月から3月の間にマシン油乳剤を散布します。
黒斑病やすす病にはチオファネートメチル剤、
アンバム剤、有機銅水和剤が有効です。
*ホーリー、ヒイラギの写真は取材中です。
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