
・学名 Clematis spp
・分類 落葉または常緑つる性低木または宿根草
・科名 キンポウゲ科
・属名 センニチソウ属
・原産地 ニュージーランド他
・樹高 1m〜5m
・開花期 四季咲きグループ:4月中旬〜10月下旬
一季咲きグループ:4月上旬〜下旬
冬咲きグループ:10月中旬〜3月下旬
[クレマチスの育て方]
■クレマチスの特徴
クレマチスのクレマはギリシア語でツルを意味します。
その名の通りクレマチスはほとんどがツル性の植物で、
イギリスではつる性植物の女王と呼ばれています。
主に北半球に繁殖していて、
世界中に250〜300種、日本には20種類が自生しています。
丈夫で育てやすく可憐な花は、
バラなどとの組み合わせてアーチにしたりと、
ガーデニングにはなくてはならない存在です。
クレマチスは花の付き方で3つの種類に分けられます。
花の咲き方も、一季咲きのもの、
四季咲きのもの、冬咲きのものがあります。
花の形、色、大きさ共にとても多彩な種類があり、
庭のどのシーンにどんな花を合わせるのか品種選びも楽しみの一つです。
クレマチスは品種が豊富です
■栽培適地
一般種は日本全国どこでも栽培が可能です。
冬咲きの品種は関東地方より西の地域で栽培が可能です。
■品種の選び方
・旧枝咲き系(早咲きで一季咲きが多い)
アーマンディ:
早春に3〜6cmの白い花を咲かせます。
中国やベトナム原産で、花は株によって若干違いがあり、
好みのものを見て選ぶとよいでしょう。
生育力旺盛で、フェンスなどダイナミックな仕立てによく合います。
遠くからでもわかるほど強い芳香があります。
モンタナ・ルーベンス:
中国に自生するモンタナ種で、
薄いピンクの花弁が4枚平たく花開きます。
花付きが良く、全盛期には株が花で覆われてしまうほどです。
丈夫で生育力旺盛で、良い香りがします。
・新枝咲き系(遅咲きで四季咲き性)
プリンセス・ダイアナ: C)あなたの街のお花屋さんイングの森
ショッキングピンクのチューリップ系の細い花がとてもチャーミングです。
剪定すると、何度も花を楽しむことができます。
ツルもたくさん伸び、華やかです。
丈夫で育てやすい品種です。
篭口(ロウグチ):
花径は4〜6pで、薄紫の細長いベル状の花がうつむいて咲きます。
日本で生まれたとても清楚な花です。
半立ち性で花持ちがよく、切り花としても人気があります。
花付きが良く、何度も花を咲かせてくれます。
・旧新枝咲き系(遅咲きで四季咲き性)
テッセン:中国に自生する原種で、6〜10pの花を咲かせます。
テッセンの事を、クレマチスの和名だと思っている人もいますが、
クレマチスの中の1種にすぎません。
乳白色で、紫色の雄しべが花弁のように変化しています。
ジャックマニー:
大きな剣弁型の紫色の花は、とても鮮やかで目をひきます。
ツルの伸びが早くフェンスなど、ダイナミックに仕立てるのがよく似合います。
生育旺盛で花付きも良く、庭を鮮やかに彩ってくれます。
・冬咲き系
ユンナンエンシス:冬咲きのクレマチスの中で一番人気の品種です。
夏は美しい葉を茂らせて庭の名わき役になってくれます。
12月になると小さな釣鐘上の花をたくさん咲かせ、庭の主役に躍り出ます。
大変鮮やかな上、丈夫で育てやすいのが魅力です。
カリシナ:
花期は10月〜3月と長く咲いてくれますが、
厳冬期は開花が一休みします。
一重の白い花で、内側に赤紫の斑点があります。
うつむいて咲く花はとても可憐です。
花付きが良く、花もちも良く、
花後の種もかわいらしい魅力的な品種です。
・木立性クレマチス
インテグリフォリア・ブルーベル:
5月〜10月に3〜4pの青紫色の花を咲かせます。
ベルのようなうつむきかげんの花がかわいらしい品種です。
デュランティー:
5月〜10月に大輪の紫色の花が横向きに咲きます。
木立性ですが草丈が1.5mほどになるので支柱が必要です。
切り花としても人気があります。
■植え付け・植え替え
・植え付け
12月〜3月に苗を入手します。
鉢底から根が少し見える生育のよい鉢を買い求め、
一年はそのまま育てて翌年に植え付けます。
植え付けも12月〜3月に行います。
植え付ける株は、充実した枝を残し、
古い枝は節と節の間で切り落とします。
あらかじめ腐葉土と緩効性の肥料を用意しておきます。
植穴は根鉢よりも二回りほど大きく掘り、
掘り上げた土に腐葉土と緩効性の肥料を混ぜておきます。
植穴に土を戻し、根鉢を軽くほぐした株を置きます。
新芽が隠れるくらいに土を埋め戻します。
植えたところが分かるように、支柱などを立てておきます。
・鉢植えの植え替え
小苗は根を触られるのを嫌うので、
1年鉢のまま育てたものを植え替えます。
クレマチスの根はまっすぐ深く伸びるので、鉢は深いものを用意します。
植え替えは12月〜3月の間に行います。
深植えにするのがポイントです。
強い香りのアーマンディ
■剪定と仕立て方
・旧枝咲き系
前の年に伸びたツルの節から、
新しいツルを伸ばして花を咲かせます。
花後に1節を残して剪定します。
その後に伸びたツルはそのままにしておきます。
・新枝咲き系
前の年に伸びた枝は枯れてしまい、
新しい芽が毎年地中付近から伸びていきます。
伸長を続けながら次々と花を咲かせていきます。
全体の8割程度の花が咲いたら、思い切った剪定を行います。
全体の1/3を残して切り戻すと、再びツルが伸びて花を咲かせます。
この作業を繰り返すと、10月まで2〜4回花を咲かせてくれます。
・旧新枝咲き系
去年のつるから新しいツルを伸ばして花を咲かせます。
全体の8割ほどの花が咲いたら切り戻します。
剪定に強弱をつけると開花時期が長くなります。
剪定を繰り返すと10月までに2〜3回花を楽しむことができます。
剪定方法は品種により異なるので確認してから剪定しましょう
■栽培管理
・水やり
庭植えではほとんど必要がありません。
鉢植えは鉢の土が乾いたらたっぷりと水を与えます。
夏は1〜2日に一度、
冬は2〜3日に一度を目安に水やりをします。
・肥料
花期の長いものは液肥を月に2〜3回与えます。
どの品種も、花が咲き終わったらお礼肥として固形の油かすを施します。
クレマチスの実
・増やし方
挿し木や種まきで増やします。
挿し木は花後に伸びて充実した新梢をパーライトに埋めておきます。
節を埋めておくのがポイントです。
■病害虫
アブラムシが発生することがあります。
発生したら浸透移行性の殺虫剤を根元にまきます。
■クレマチスのわかりやすい育て方
・クレマチスの苗が枯れる理由は?
・クレマチスを増やす方法は?
・クレマチスの花が咲かない理由は?
・クレマチスの剪定方法は?




