
アンズ、桜に似たかわいらしく良い香りの花をつけてくれます
アンズの栽培管理は簡単で育てやすく、
鉢植えにも向いています。
アンズの鉢植えの育て方をご紹介しましょう。
[アンズ 鉢植えの育て方]
■植え付け
アンズは12月〜3月の落葉期に植え付けを行います。
アンズは水はけがよく、肥沃で粘土質の土壌を好みます。
赤玉土:腐葉土:川砂を6:3:1の割合で配合するとよいでしょう。
鉢は、7〜8号のものを用意します。
鉢底に小石を敷き詰め、水はけを良くします。
その上に、用土を入れます。
ポットから苗木を抜いたら古い根を切り落とし、鉢の中央に入れます。
鉢の8分目まで土を入れ、土をしっかりと押さえて固めます。
植え付け後はたっぷりと水を与えます。
植え付け後、苗木を25pの高さまで切り詰め、支柱をたてて支えます。

アンズの苗 C)花ひろばオンライン
■仕立て方
鉢植えでは、模様木仕立にするとよいでしょう。
木の高さは、鉢の3倍までにとどめます。
あまり高く育ってしまうと、
鉢が倒れてしまう可能性があります。

模様木仕立
■剪定
アンズは毎年休眠期に剪定を行います。
徒長した枝や古い枝を根元から切り落とします。
鉢植えでは枝を制限し、風通しを良くしておきます。

摘果すると、樹を弱らせません
■摘果
アンズは開花の1か月後を目安に摘果を行います。
上質なアンズの実を収穫するためにも、
樹を弱らせないためにも摘果は大切な作業です。
鉢植えであれば6〜10個くらいに実の数を制限します。
実が重ならないよう、傷んでいたり、
傷がついている実を根元から切り取ります。
■栽培管理
・水やり
鉢の土が乾燥したら、たっぷりと水を与えます。
夏場は多めに与え、休眠期には控えめに与えるようにします。
・施肥
2月・5月・10月に肥料を施します。
2月の肥料は新梢の展開や樹の生長に必要な肥料です。
5月は実の充実に必要な栄養になります。
10月の肥料は、収穫後のお礼肥で、翌年の花芽の栄養になります。
肥料は化成肥料がよいでしょう。
鉢植えでは肥料は2週間ほど間隔をあけ、2〜3度に分けて施します。
>>アンズの育て方 庭植えもあわせてご覧ください。