
キュウリの実り
キュウリは初心者向けの野菜とされますが、
実際には、病気にかかりやすく施肥にも繊細ですね。
放任していても実をつけてくれますが、
元気のよい株に育てるにはタイミングの良い追肥が必要だそうです。
キュウリはどのように肥料をやるとよいのでしょう。
■キュウリ 肥料は?
1.キュウリの元肥は?
キュウリは元肥を早めに準備します。
畑の準備は植え付けよりも3週間ほど前から始めます。
植え付けの3週間前に、
1uあたり150gの苦土石灰を撒き、よく耕しておきます。
植え付けの2週間前に、
1uあたり堆肥を5s、油かすと化成肥料を100g、
魚粉を60g入れて耕し、畝を作って置きます。
キュウリの土づくりで大切なことは、
肥料過多にならないように注意することです。
特に窒素成分が多いと葉ばかりが茂って実が付きにくくなります。

朝、つる先が上がるくらいが調子が良いようです
2.キュウリの追肥は?
キュウリは、追肥を少量ずつ頻繁に施していきます。
最初の追肥は株がしっかりと生長を始めたころです。
株の周囲に化成肥料を20gほど播きます。
その後は、2週間に1回を目安に20gずつ、2回に分けて追肥を行います。
この時の追肥は、畝の片側に土と混ぜるようにして化成肥料を入れます。
2回目と3回目の追肥はキュウリの株が生長するために、
とても大切な肥料になります。
その後の追肥は、株の様子を見ながら行っていきます。
3.肥料過多と肥料不足の見分け方は?
・肥料過多の症状
元肥の窒素成分が多いと、葉ばかりが茂って、
実が付きにくいつるぼけの症状が出ます。
葉の色が極端に濃くなり、葉が丸まっていきます。
窒素過多の症状が見られたら、
周辺に小松菜などの葉物野菜を植えるとよいでしょう。
・肥料不足の症状
肥料が足りないと、葉の色が薄くなり、生長が遅くなります。
ツルが下向きに伸びるようになったら、肥料が不足しているサインです。
追肥を行って栄養分を補給してあげましょう。
キュウリの追肥は、少量ずつ行っていきます。
たくさんの量を一度に与えると、実が苦くなってしまいます。
一度に与える肥料は、
化成肥料で20gを2週間に一度を目安に施します。
液体肥料は適切な量に薄め、1週間に一度を目安に施します。
・追記
先日、水やりしているときに眩暈がして倒れてしまいました。
倒れるときに頭と顔は、手で覆い守った記憶があります。
身体の数か所に痣ができましたが、大怪我はしませんでした。
皆さまも、暑いですから気をつけてくださいね。
■キュウリのわかりやすい育て方
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