
空中栽培で着果したスイカ
スイカを大きく美味しく育てるためには、つるの誘引の仕方が大切です。
スイカの誘引はどのように行ったらよいのでしょう?
■スイカ 誘引方法は?
1.地植えの誘引方法は?
スイカを元気に大きく育てるためには、
摘芯や誘引を行って管理する必要があります。
不要なつるや花を摘み取り、実のなる位置や個数を管理し、
一つの実に栄養が集中するようにするためです。

誘引の方法
親づるは本葉5〜6枚で摘芯します。
摘芯するときは、はさみを使うと、
切り口からウイルスが入り込むことがあるので手で行います。
親づるを摘芯すると、子づるが伸びてきます。
子づるは生長の勢いのある4本を残し、残りの子づるは摘芯します。
つるを伸ばしていく場所にあらかじめマルチや敷き藁を敷いておきます。
実が直接地面に触れていると、病気の原因になります。
つるは広く伸びて行くので、
地植えの場合マルチングの範囲は3mは必要です。
子づるは、左右交互に伸ばしていき、
つるとつるの間隔が30pは開くようにしておきます。
つるが風で飛ばないように、要所を竹などで固定します。
スイカは雌花の1番花は摘花し、実がならないようにします。
2番花に人工授粉し、実をならせるようにします。
実は、各つるに1個ずつなるようにします。
結実した実の前に伸びてくる子づるや孫づるは摘芯しますが、
実よりも後ろに伸びてくる孫づるは放任します。

プランターでの支柱の立て方例
2.プランターの誘引方法は?
プランターでスイカを育てる時は、
病害虫の被害の少ない空中栽培がお勧めです。

あんどん支柱でアサガオのように誘引します C)第一ビニール(株)
・スイカの空中栽培の誘引の仕方
スイカのプランター栽培は、小玉スイカがお勧めです。
アサガオなどを誘引するあんどん仕立ての150〜180pの支柱や、
U字型の支柱を交差させてあんどん仕立てにすると、
場所を取らずに栽培することができます。
U字型の支柱はプランターに交差するように差し、
頂上を固定しておきます。
摘芯は本葉が5〜6枚になったら行います。
子づるは、2本を残し、残りは摘芯します。
つるは、U字型の支柱に添うように誘引していきます。
不要な子づるや孫づるは摘芯し、
株の風通しをよくし、実の日当たりを確保します。
1番目の雌花が咲いたら摘花し、
2番目の雌花に人工授精をして結実させます。
排水ネットに実を入れ、強力洗濯バサミで固定しています
*もっと大きい場合は、収穫袋が便利です
プランター栽培では1本の子づるに1個の実をならし、
一株で2個の実をならします。
実が育って来たら、支柱にネットで吊るし実が落ちないようにします。
■スイカのわかりやすい育て方
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