
スイカの玉直しをすると、全体に糖度が上がり形も良くなります
スイカの実がなって収穫が待ち遠しいところです。
実の下の方がまだ白っぽいのですが、
このまま放っておいても大丈夫なのでしょうか?
「玉直し」をしたほうがよいのでしょうか?
■スイカ 玉直しの仕方は?
◎スイカの実が白くなる原因
スイカの実は、太陽が当たったところが固くなり、
色が濃くなって模様がくっきりとしてきます。
スイカの実が付いたままの状態で置いておくと、
実の下の部分に日が当たらず、白いまま大きくなります。
日当たりの悪い部分は、実も完熟せず、甘みが少なくなります。
また、日当たりにむらがあると、スイカの実の形もいびつになります。
スイカの実は、まんべんなく日が当たるようにときどき回転させます。
スイカの実を回転させる工程を「玉直し」といいます。
1.スイカの玉直しを始める時期は?
スイカは各つるの2番目に咲く雌花に人工授粉をして結実させます。
結実させる実は、つる1本につき1個にとどめます。
たくさん収穫したいところですが、
大きくて甘い実を収穫するためには実の数を制限したほうがよいのです。
結実した実は、だんだんと大きくなります。
スイカの実が15p程になったらスイカの玉直しを始めます。
この時期に合わせ、スイカの実の下に敷き藁を敷き、
玉が直接土に触れないようにします。
敷き藁を敷くことによって、実が病気になったり、
乾燥してしまったりすることを防ぐことができます。

直径が15pほどになったら、玉直しのスタートです
2.スイカの玉直しの方法は?
直径が15pほどになったら、スイカの実をそっと持ち上げ、
つるを無理に捻らないように気をつけながら実の角度を変えます。
10〜14日に一度、実にまんべんなく日が当たるように回転していきます。
1〜2回やれば、じゅうぶんです。
プランターで空中栽培している場合は、実が15p程になったらネットに入れ、
ネットを支柱に括り付けて実を支えます。
玉直しの代わりに、プランターの角度を変え、
実にまんべんなく日が当たるようにします。
まんべんなく日を当てることで、スイカの糖度が高くなります♪
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