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キンカンをよく観察して早期に発見、手当します


キンカン(金柑)は、比較的病害虫に比較的強く育てやすいのですが、
柑橘類と同様な病害虫に弱いので、ご紹介します。



[キンカンの病害虫は?]


■細菌や糸状菌による病気は?

キンカンがかかりやすい病気には、
細菌や、糸状菌が原因のものがあります。

・かいよう病
病気が発生すると、葉や果実、枝に茶色い斑点ができ、穴が開いてしまいます。
細菌は雨に当たると広がってしまいます。風や、病害虫が作った穴から感染します。

対策としては、風の強い場所での栽培を避け、
病害虫の発生を予防して感染を予防し、雨に当たらないようにして感染が広がるのを防ぎます。

病気が見つかったら、速やかに病気になっている部分を取り除き、
捨ててしまいましょう。


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新芽の出るときは、さらに気をつけます


・そうか病
葉、果実、枝にできもののような斑点ができたり、
かさぶたのようなものができたりします。

春に雨が多く、低温が続くと病気が発生しやすくなります。
原因菌は、雨に当たると増殖し、発症しやすくなります。

10年目までの金柑は病気にかかりやすい状態なので、
防除を徹底したほうがよいでしょう。

苗木は雨に当たらないように栽培することや、
剪定時に病気になっている枝をできるだけきりとる、
窒素過多にならないようにするとよいでしょう。

・黒点病
葉に褐色や黒い斑点ができ、広がると葉が枯れてしまう病気です。
梅雨など、高温で湿度の多い環境で発生しやすくなります。

窒素過多にならないようにし、鉢植えではできるだけ雨に当てないようにします。
落ちた葉をこまめに取り除くのも病気の予防につながります。

・灰色かび病
茎や葉、花がとけるように腐って灰色のカビに覆われます。
高温過湿の状態で病気が発生しやすくなります。

過湿に注意し、風通しを良くします。
枯れた葉やしおれた花はこまめに取り除きます。
土壌は窒素過多にならないように気をつけましょう。


■キンカンの害虫は?


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ゴマダラカミキリ


・ゴマダラカミキリ
幼虫が木の中に侵入し、木の中を食い荒らします。
食害された木は、強度が弱くなって折れやすくなり、
生長不良で枯れやすくなります。

食害されると木くずが出ます。
木くずの近くにいることが多いので、食入口から薬剤を注入します。

・ヤノネカイガラムシ
枝や葉、果実に集団で寄生します。
繁殖力が大せいで、木を枯らしてしまうこともあります。

・イセリアカイガラムシ
葉の裏に寄生し、葉の汁を吸います。
大量の甘露を発生し、すす病の原因になります。
多発すると木が枯れることがあります。
6月下旬と8月下旬に薬剤を散布します。

・ミカンハモグリガ
幼虫が葉の中に潜って食害します。
最初は葉に白い線ができますが、やがて葉が丸まってきます。
かいよう病の発生を助長することもあります。

・ワタアブラムシ
幼虫が、新芽や葉の汁を吸います。
すす病や、ウイルスの媒介になることがあります。
木の周辺の草刈りをおこたらないようにしましょう。

・ミカンハダニ
葉につくと、葉に白い斑点ができます。実に被害が出た場合は、
実の光沢や色が悪くなります。

梅雨や秋の長雨の時期に発生しやすくなります。
収穫量を落とさないためには農薬散布が有効ですが、
耐性が付きやすいため、毎年違う薬剤を散布します。

・ミカンサビダニ
汁を吸われることにより、実が灰褐色や黒褐色になります。
被害が出てからでは対策が難しいので、7月に薬剤を散布します。

*各病害虫の画像は、「カンキツ病害虫図鑑」さまが詳しいです。
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/070109/gaiyou/002/byougaichuzukan/zukan.htm

■キンカンのわかりやすい育て方
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