
スイカ、畑作りが大切です
スイカを家庭菜園で育てると驚くほど美味しくジューシーです。
畑や用土はどのように準備すればよいでしょう?
1.スイカの好む環境
スイカはアフリカが原産のウリ科の植物です。
高温で乾燥した環境に強く、日照時間を必要とします。
冷え込みや、過湿の環境には弱い性質です。
元来土壌のpHはあまり選びませんが、
接ぎ木の場合、台になっている植物によって好みが変わってきます。
台木がカボチャやカンピョウの時は酸性にはやや敏感になります。

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2.スイカ畑の準備
・植え付け2週間前
スイカは過湿に弱く、水はけが悪いと病気にかかりやすくなります。
深くよく耕して土を細かくすることによって、畑の水はけがよくなります。
しっかりと耕したら、石灰を1uあたり100g混ぜて土壌の酸性度を中和します。
・植え付け1週間前
畝を準備し、元肥を施します。
スイカは栽培期間が長く、肥料が必要なのですが、
元肥が肥えすぎているとつるばかりが伸びてしまいます。
特に、窒素成分が多いと、つるボケといって、
つるばかり伸びて実が付きにくい状態になります。
スイカの肥料は、元肥を控えめにし、
適当な時期に追肥を与えたほうが良いでしょう。
元肥として施すものは、有機肥料が適しています。
1uに2〜3sの有機肥料、化成肥料100gをよく混ぜておきます。

スイカの畝づくり
スイカの畝は、幅を1.5〜2.0mほどとります。
株と株の間は、1.5〜2.0mほど空けておきます。
畝の高さは、15cm〜20cmほどです。
地温が低ければ、マルチングをしておきます。
*http://www.ja-munakata.or.jp/eat/vege_garden02.htmlを参考にしました。
・植え付け
元肥を施して1週間ほどで肥料が土になじみ、
植え付けを行えるようになります。
マルチを破り、10p程掘ってから苗を植え付けます。
スイカは、浅めに植え付けたほうが良いでしょう。
植え付け後は、ホットキャップなどで覆い、保温します。
ホットキャップの上部は空けておいて中で蒸れるのを予防します。

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3.プランターや鉢で育てる場合の用土
スイカをプランターや鉢で育てる時は、
市販の家庭菜園用の用土で充分です。
市販の培養土はpHもあらかじめ調整してあり、
元肥も配合されています。
多肥を好む野菜の場合は、培養土に有機肥料を混ぜることもありますが、
スイカの場合は、元肥は少な目が良いので、十分な量です。
花が咲いて結実し、実が卵くらいの大きさになったら追肥を行います。
シャリ感のある美味しいスイカができます
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