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美味なライムをたくさん収穫するには剪定が重要です


ライムは剪定を行って樹形を仕立てるのが大切ですが、
具体的にはどうやったらよいのでしょうか?

分かりやすい剪定方法と剪定に適した時期など、
気をつけなければいけないことをご紹介します。



■ライムの剪定方法

1.鉢植えのライムは模様木仕立てに仕立てる
鉢植えのライムは模様木仕立てに仕立てると、
丈夫でたくさんの実が付きやすくなります。


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模様木仕立てで、3本の枝を中心に育てます

模様木仕立てとは、幹を中心にして、
3本の枝をメインに仕立てる方法です。 


まず、鉢に植え付けてすぐに(3月〜4月が適期)、
苗木の主幹を、鉢と同じ高さのところで切り詰めます。

翌年の春に、去年伸びた枝の先端を切り詰めます。
余分な枝は、根元から切り落とします。

夏になると新梢が伸びてきますが、
ワイヤーを巻き付けて上に伸びるように導きます。
模様木仕立ての理想の形は紡錘形です。

2.庭植えのライムは開心自然形に仕立てる
庭植えのライムは開心自然形に仕立てます。
開心自然形とは、主幹を短く切り詰め、
主枝を斜め上方に仕立てる方法です。


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開心自然形仕立ては、狭い場所でも育てやすいです


樹高を抑えるため場所を取らず、日当たりがよくなるため、
花芽がたくさんつきやすくなり、収穫量を増やすことができます。

植え付けて、
1年目に主幹を地面から40〜50pのところで切り詰めます。
2年目には主枝の先端を切り詰めます。
主枝は3本仕立てとし、余分な枝は根元から切り取って間引きます。

主幹も伸びて行こうとしますが、切り落としてしまいます。
3年目は3本伸ばした主枝の先端や、伸びてきた主幹を切り詰めます。
これで開心自然形の樹形はできあがります。

3.樹形ができてからの剪定方法
樹形ができてからは、間引き剪定を行っていきます。
ライムは春、夏、秋の3回枝を伸ばす時期があります。

春に伸びた枝には花芽が付いており、
切り落とすと実が付かない原因になります。

ライムの木は樹勢が強いため、
剪定を行わないと枝が込み入って病害虫の原因になりますが、
剪定を行うのは夏と秋に伸びた枝だけにします。 


かんきつ類は強い剪定を行わず、
込み入った枝を間引く程度にします。
剪定を行う時期は、3月が適期です。

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