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サンショウは、意外と繊細です


サンショウ(山椒)のさわやかな風味は料理の味を格段に良くしてくれます。
新芽を添えたり、青い実を佃煮にしたりと、庭にあると大変重宝します。

しかし、野山に自生しているわりに庭で育てると突然枯れることがあり、
意外と気難しい木でもあり、鉢植えで数本育てていれば安心です。


[サンショウの鉢植えの育て方]


■植え付け

サンショウは雄雌異株です。
実を収穫したい場合は、
雄雌同種のブドウ山椒か朝倉山椒を選ぶとよいでしょう。

ブドウ山椒の実は大きく、収穫量も多いのですが、枝に棘があります。
朝倉山椒は実が小さく収穫量もブドウ山椒よりも少ないのですが、
味がよく、枝に棘が無いため収穫が楽です。

サンショウは根を触られるのを嫌い、
植え替え時に枯れてしまうことがあります。

植え替えの頻度を少なくしたいときはなるべく大きな鉢を選びます。
サンショウは肥沃で水はけの良い土壌を好みます。

赤玉土に腐葉土たっぷりと混ぜたものを用土にします。
植え付けに適しているのは12月〜3月の落葉期です。

深くて大きめの鉢を用意し、鉢底石を敷き、用土を入れます。
苗木をポットから取り出すときは根を崩さないように注意します。

鉢の中央に苗木を入れたら、鉢の8分目まで用土を入れ、
しっかりと土を押さえます。
植え付け後は、たっぷりと水をやります。


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挿し木で増やしたサンショウ、気に入った品種は挿し木しましょう


・植え替え
サンショウは環境の変化に弱く、根を触られるのを極端に嫌います。

鉢植えで育てていると根詰まりを起こすため、
2年に1度を目安に植え替えを行いますが、
植え替え時に枯れてしまうことがあるため慎重に行います。

植えている鉢よりも大きな鉢を用意します。
用土は赤玉土にたっぷりと腐葉土を混ぜたものを用意します。

植え付け時と同様に、鉢の底に小石を敷き、
用土を少し入れてから植え付けをします。

元の鉢から根を引き抜いたら、
崩さないように新しい鉢に移し、しっかりと用土を入れます。

植え付け後はたっぷりと水をやり、半日陰で育てましょう。


■仕立て方

サンショウは思い通りの樹形に仕立てることが難しい木です。
自然のままに育てる方が美しい樹形を楽しむことができます。


■剪定

サンショウの剪定は12月〜3月の落葉期に行います。
込み入った枝を切り落とし、風通しを良くします。

思い通りの樹形に仕立てることは難しい木です。
剪定は樹形を整えるよりも丈夫に育つためのものだと、
割り切って行う方がよいでしょう。


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サンショウの新芽


■栽培管理

・水やり
サンショウの根は浅く、水切れを起こしやすい木です。
サンショウが枯れる原因の多くは水切れです。

ただし、あまりやりすぎても根腐れを起こしてしまいます。
鉢の土が乾ききる前に、たっぷりと水をやるようにしましょう。

・追肥
5月〜9月は木が生長する時期なので2か月に1度追肥します。
また、3月の根が動き出す前にも寒肥を施します。
肥料は有機肥料を使用したほうが化学肥料よりも生育がよくなります。


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実が熟れてきました


・収穫
新芽の時期に葉を摘み取ります。木の芽と呼ばれ、
さわやかな風味を楽しむことができます。

5月には雄の花を摘み取り花山椒として利用します。
辛みが強く、好き嫌いがあります。

市場に出回ることが少なく、自家栽培ならではの味です。

7月には青い実を収穫し、ちりめん山椒や佃煮として利用します。

9月ごろになると実は赤く色づいてきます。
乾燥させて中の黒い種を取り除き、
ミルなどで砕いて粉山椒として利用します。

■サンショウのわかりやすい育て方
・サンショウが枯れる原因は?
・サンショウ 庭植えの育て方
・サンショウの植え替えは?
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