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クランベリーは常緑で冬には紅葉します、
この写真の状態では、枯れ込んできています


クランベリー(ツルコケモモ)、どんどん長く伸びた枝に、
かわいい赤い実をつける姿が素敵です。

クランベリーは挿し木で増やせるので、
苦手な夏前に、挿し木をして苗を作っておくと安心です。

また苗の植え付け適期は、2月から3月です。


■クランベリー 枯れる理由は?

どんどん枝を伸ばしていたクランベリーが、
ある日突然弱って枯れてしまうととてもショックですね。

クランベリーを元気に育てるには、
いろいろと気をつけなければいけないことがあります。

あらかじめポイントを押さえておけば、
失敗せずにクランベリーを育てることができます。


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庭の雰囲気をぐっとナチュラルにするクランベリー


1.夏の暑さで蒸れた
クランベリーはもともと北アメリカの植物で、
冷涼な気候を好む植物です。

日本では、北海道の泥炭地など、
湿った土地に自生していることがあります。

そのため、日本の気候で育てるのは少しコツがいります。

夏の前に剪定をして、株の風通しを良くして蒸れを防ぎます。
蒸れは株を弱らせ、病害虫の発生の原因にもなります。

日陰でも育つ植物ですが、
日光に当たらないと花芽をつけられません。

しかし、真夏の日向に置いておくと、
暑すぎて枯れてしまうことがあります。

鉢植えであれば、夏は風通しの良い日陰、
それ以外は日向と置き場所を工夫しましょう。

地植えにするときは、半日陰の環境になるよう、
午前中には日が当たり、午後は日陰になる場所など、
植える環境をよく選びましょう。


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クランベリーの根は浅く水切れしやすいです、
弱っているので、植え替えをしています


2.水切れさせた
クランベリーは湿地など、湿った環境を好む植物です。
常に地面が湿った状態がよく、
乾燥するとすぐに枯れてきてしまいます。

クランベリーの根は浅く、水切れしやすいため注意が必要です。
特に夏、地植えの場合はマルチをして常に湿った状態を保ちます。

鉢植えの場合は、受け皿に常に清潔な水をためておくと良いです。


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鉢植えは受け皿に水を入れておくと良いです


3.土壌の酸性度不足
クランベリーは酸性の土壌を好みます。
植える時は、酸度未調整のピートモスやミズゴケ、
鹿沼土を混ぜた酸性の土壌を用意します。
土の酸性度が足りないと、徐々に枯れてきてしまいます。

鉢植えでは2年ごとに根詰まりを防ぐために植え替えをします。
この時も土の酸性土には気をつけましょう。

地植えの場合は、年に一度ピートモスを株もとに漉き込むとよいでしょう。

■クランベリーのわかりやすい育て方
・クランベリーの育て方 庭植え|小さい高原性の果実
・クランベリーの育て方 鉢植え|小さく仕立てても数多く収穫
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