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家庭菜園産はおいしい!


サトイモは、栽培期間が長いのですが、
手間はそれほどかからない育てやすい野菜です。

大きな株になるため、広い畑が必要と思いがちですが、
実は、プランターやトロ箱での栽培も可能です。

追肥と土寄せ、水やりのタイミングを間違えなければ、
ほくほくのおいしいサトイモをたくさん収穫することができます。

収穫までは、個性的で美しい葉を眺められますね。


■栽培管理

・容器
深型のプランターか、肥料袋などの丈夫な袋を用意します。
10号以上の鉢につき1株を目安にプランターを選びましょう。
深さ40p、縦横40〜50cmのトロ箱で栽培するのが理想的です。

・用土
野菜用に配合されている培養土を使うと気軽に栽培できます。

自分で配合する場合は、
1uあたり石灰100g/u、堆肥3s/u、
化成肥料100g/uの割合で、用土を作ります。

用土は、植え付けの2週間前には用意しておきましょう。

・植え付け
サトイモは寒さに弱いため、
充分気温が高くなってから植え付けます。
4月上旬から6月上旬、気温は20℃〜25℃が植え時です。

種イモは、形がふっくらしていて中身が充実しているものを選びましょう。
中央が窪んで芽がないイモは、種イモには適しません。

プランターの底に鉢底石を敷き、用土を8pほど入れます。
種イモの芽を上にして置き、用土を被せます。
複数の種イモを植える場合は、30p程の間隔を開けます。

後から土増しを行うので、上部は10pほど空間を開けておきます。

・芽出し
サトイモは高温多湿を好む野菜です。
植え付け時期がまだ25℃に達していないときは、芽出しを行います。

箱に土を敷き、種イモを芽を上にして置き、用土を被せます。
ガラスやビニールを被せて日当たりを確保しつつ保温できる環境にし、
昼間は日に当て、夜は室内に取り込みます。

本葉3枚まで育ったらプランターに植え付けます。


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葉の枚数で追肥をしていきます


・肥料
本葉が3枚そろったら1回目の追肥を行います。
株元に一握り堆肥を播き、その上に土を5p程被せます。

本葉が6枚になったら2回目の追肥を行います。
1回目の追肥を同様に肥料をまき、5p程土を被せます。

その後は、2〜3週間ごとに追肥と土寄せを行います。
サトイモは種イモの上に親イモができ、
その上に子イモ、種イモと増えていきます。

・土増し
株に勢いがあったり追肥や土寄せが少ないと、
子イモや孫イモが土の上部に出てきてしまい、
充分に育つことができず、収穫量が少なくなります。

このようなときには、土を増してイモを覆うようにします。

・水やり
サトイモは高温多湿を好みます。
水切れを起こさないよう、土が乾いたらたっぷりの水を与えます。

気温が高く乾燥が気になり水やりが追い付かない時は、
鉢の底から給水させるとよいでしょう。


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10月〜11月下旬に収穫できます C)季節の花300


■収穫

10月〜11月下旬が収穫時期です。
時期が遅い方が収穫量は期待できますが、
霜に弱いため敷き藁を被せるなどの寒さ対策が必要です。

収穫時は、まず葉を切り落とします。
その後、株の片側だけを深く掘り、
その後株の外側に添って掘り起こします。

種イモの上に親イモができ、
その周囲に子イモ、孫イモができています。
すぐに食べる時はすべてのイモをばらして保存します。

長期保存するときは子イモをばらさず、
株のまま置いておきます。

2〜3日日陰で乾かして乾燥させ、
おがくずを敷き詰めた段ボールなどに株を逆さまにして埋め、
10℃以下の場所で保存します。

この方法では、春まで腐らせることなく保存することができます。
残ったサトイモは次のシーズンの種イモとして使うこともできます。


■病害虫

サトイモ栽培で注意しなければいけない害虫には、
セスジスズメ、ヨウトムシ、アブラムシが挙げられます。


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・セスジスズメ
サトイモ栽培では一番注意が必要な害虫です。
真っ黒で、最大9p近くになるため見つけやすい害虫ですが、
放置すると葉をすべて食べつくしてしまいます。
見つけ次第処分します。

・ヨウトムシ
大量発生して夜の間に葉を食い荒らします。
孵化直後の小さいうちは、虫のついている葉ごと取り除きます。
幼虫が育ってからは、株元に薬剤を散布します。

・アブラムシ
大量発生し、茎や葉の養分を吸い、
株を弱らせます。
病気を媒介することもあるので、早めの対処が必要です。
繁殖力が強いので、長期間効果のある薬剤を散布します。

サトイモの病気には、乾腐病、モザイク病、軟腐病などがあります。

・乾腐病
イモに赤い筋ができる病気で、
イモにゴリゴリとした筋ができ、固くなります。
赤い筋のできている種イモはこの病気に感染しているため、
貯蔵したり、植えないようにします。

・モザイク病
アブラムシが媒介する病気で、
葉にまだら模様ができ、株が委縮します。

・軟腐病
細菌が水分の通り道を塞ぎ、株を腐らせます。

■サトイモのわかりやすい育て方
・サトイモの種類と特徴
・サトイモのタネイモが、なかなか発芽しない理由は?
・サトイモの育て方|栽培期間は長いが手間いらずで簡単です!
・サトイモの収穫は?
・サトイモ 害虫対策は?
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・ハスモンヨトウ、ワタアブラムシ、セスジスズメの害(写真有)
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