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ゲッケイジュの花


ゲッケイジュは、漢字の”月桂樹”や、
フランス語の”ローリエ”のことです。

スパイスとして一般的に使われているベイリーブスは、
ゲッケイジュの若葉を乾燥させた物です。


■ゲッケイジュの効用

ゲッケイジュは、ローマ時代には「万能薬」と称されたほど、
様々な薬効を持つハーブです。

ゲッケイジュには、カンファー(樟脳)や、
ユーカリに似た清々しい香りと、わずかな苦みがあります。

スパイスとして利用するゲッケイジュには、香り付けのほかに、
肉類や魚介類などの消臭効果もあり、
日本ではむしろこの効用が好まれています。

ゲッケイジュの香りは、シネオール、リナロール、オイゲノール、
ピネン、サビネンなどが主成分となっています。


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挿し木で増やしたゲッケイジュ


◎シネオール
シネオールには、リラックス作用や、
集中力を高める効果があるとされています。

またシネオールやリナロールには抗菌、抗ウイルス効果があります。
さらにオイゲノールには、強い殺菌作用があります。

これらの効果を利用して、精油をシャンプーに混ぜると、
ふけやかゆみに効果的です。

◎抗菌効果
抗菌効果は科学的にも研究がされており、ゲッケイジュの葉の
抽出物が、黄色ブドウ球菌、連鎖球菌、
カビなどの発生、成長を抑える結果を得たとの報告があります。

ピネン、サビエンにはむくみの改善や、強壮、炎症を抑える作用があります。
また、精神不安定にも効き目があります。

そのほか、ゲッケイジュには健胃作用もあり、
弱った胃を整えて消化を助け、食欲不振を改善するほか、
肝臓や腎臓の働きを促進する作用があるとされています。

炎症を抑えたり、鎮痛効果もあります。
鎮痛はとうに関節の痛みに効果があるとされ、
古来から、リウマチや関節痛、神経痛などの痛みの緩和に活用されています。

そのほか、近年明らかになったゲッケイジュの作用には、
急な血糖上昇抑制があります。

αアミラーゼという酵素を排除する働きがあり、
血糖の急激な上昇を防ぐという研究報告がされています。
このため、糖尿病予防効果があるとされています。


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ブーケガルニに活躍しますね


■ゲッケイジュの利用法

肉・魚料理のにおい消しには、ゲッケイジュを加えて一緒に煮込みます。
ただし、長く煮込みすぎると苦みが強くなるため、
ある程度煮込んだら取り出します。

日本では主に消臭用途に利用されてきましたが、
ブーケガルニには欠かせないハーブのため、
香り付け用途にも利用が広がってきています。

精神を安定させる効果もあるため、ハーブバスやポプリ、
不眠症対策には枕に入れたりなど、利用されます。

>>ゲッケイジュの育て方|シンボルツリーにも美しい樹木
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