Sage (2).jpg
一般にセージと言う場合は、このコモンセージをさします


セージは、名前ではあまり馴染みがないかもしれませんが、
ソーセージの語源になったほど、
実は日本人にとっても身近なスパイスです。

セージは万能薬といわれるほど薬効が高い香辛料ですが、
最近は観賞用としての品種も多く、
食用に使用できないセージも増えています。

一般的なセージ3品種をご紹介します。

もっとも一般的なセージは、コモンセージという品種で、
別名を薬用サルビアとも呼ばれます。

トリカラ―セージは、紫がかった葉に、緑っぽいピンクと
白の斑が入るとても美しい品種で、観賞用として人気があります。
薬効はコモンセージより強く、薬として用いられているほどです。

ゴールデンセージは葉に黄金色の斑が入る美しい品種で、
観賞用として人気がありますが、薬効もあるため、
薬草やスパイスとして利用できます。


Sage (1).jpg
チェリーセージも人気です


■セージの効用

セージはタンニンやフラボノイド、サポニンなどが
含まれており、これらの成分によりさまざまな薬効があり、
万能薬とも評価されています。

◎抗菌作用
セージには、強い抗菌作用と抗酸化作用のほか、
ホルモン分泌や収斂作用も報告されているため、
アンチエイジングや更年期障害の緩和作用が期待できます。

セージに含まれているカルノシン酸、カルノソール、
フェルギノールなどの働きにより強い抗菌作用があるため、
昔から、風邪や感染症の予防、歯肉炎や口内炎対策として、
セージティーでのうがいが行われてきました。

ちなみにソーセージの由来はセージを使用していることによりますが、
セージの強い抗菌・殺菌作用により肉の腐敗を防ぐため、
セージを練りこんだといわれています。

◎駆風作用
お腹の張りをなくす駆風(くふう)作用があるため、
お腹の張りや、そこからもたらされる腹痛に効果があります。

中国医学では、神経系の強壮薬として、神経系の鎮静、興奮の
どちらにも有効とされています。

セージの樟脳に似たすっきりとした香りには、
不安を除き、リラックスさせる働きもあります。

セージは薬草としても利用されているほど薬効が高いため、
使用に注意が必要な方もいます。

妊娠・授乳中、高血圧、てんかんの持病のある方や、
体調の悪い子供は、使用を控えます。

セージに含まれるツヨンという成分は、
多く摂りすぎると中絶作用が発揮されてしまうため、
特に妊婦さんは摂取をしないほうが良いでしょう。


Sage (5).jpg
メド―セージ(園芸用)


Sage (3).jpg
アメジストセージ(園芸用)


■セージの利用法

上記の通りセージは万能薬と呼ばれるほど薬効が豊富で、
薬草としても利用されてきましたが、ソーセージをはじめとして、
スパイスとして料理にも多く利用されます。

ソーセージへのセージの利用は、防腐効果も目的としていますが、
肉の臭みを消し、油っぽさを解消する働きもあるため、
その目的でも利用されています。


Sage (4).jpg
ソーセージのセージですから。肉類と相性が良いです


そのため、ハンバーグやミートボールなど、
ひき肉料理ととても相性が良いです。

また、ひき肉料理も意外と脂肪分が高いですが、
セージには健胃作用があるため、
脂肪分の多い料理にセージを加えると、
消化を助けて、胸やけを防いでくれます。

炒め物やソテーに利用してみてはいかがでしょうか。

魚、牛肉、鶏肉、豚肉、マトンなど、いずれとも合いますが、
特に豚肉との相性が良いです。

利用方法としては、調理の仕上げではなく、
下ごしらえや調理中に添加するのが、
効用を最大限に発揮させるコツです。

調理することにより、肉の生臭みがなくなり、
セージの強い香りも弱まります。

薬効を期待してセージを摂取する場合は、
ティーにすると飲みやすく、続けやすいでしょう。

薬効が強いため、飲みすぎに注意し、
1日に4〜6g以上摂取しないようにします。

■セージのわかりやすい育て方
・セージの利用方法|ピクルス、マリネ、ビネガーなどの料理に
・セージの育て方|風通しを良くし害虫や病気を防ぎます
 カテゴリ
 タグ