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キンカンの種を見ると、育てたくなりますね C)季節の花300


キンカン(金柑)をおいしくいただくと、
皮ごと食べられるので種だけが残ります。

この種から、キンカンの木を育てて、
実をならせることはできるのでしょうか? 



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花が咲けば、こちらのものです!


■キンカン 種からの育て方

キンカンの種を播いて発芽させ、木に育てることは、
品種や栽培方法によりますが、なんとかできます。

ただし、花が咲き実がなるまでには、
ちょっと長い時間がかかりそうですね。

1.キンカンの種の播き方は?
キンカンの種を播く時期は5月ごろの温かい時期がよいでしょう。
水はけと水もちの良い土壌を好みます。

5号くらいの鉢の底にごろ石を敷き詰め、観葉植物用の用土を敷き詰めます。
一つの鉢に一粒ずつ種を播きます。
発芽までは直射日光を避け、日陰または半日陰に置きます。

2.発芽したキンカンを育てる環境は?
発芽してしっかりとした本葉が出てきたら、
日当たりのよい温かい場所に移動します。

キンカンは温暖な気候を好む植物です。
日当たりのよい場所で水を切らさないように育てます。

3月と10月に鉢のふちに置き肥をします。
寒さには弱いため、冬は室内で育てたほうがよいでしょう。
日向に置いておくと、冬でも生長を続けることがあります。


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10年後を楽しみに


3.キンカンが育つ速さは?
キンカンの種が発芽し、整った環境で育てていると、
1年で20cmほど育ちます。

花が咲き、実がなるまでには、10年ほどかかるといわれています。
鉢で育てていると根詰まりを起こすことがあります。
生長に合わせてひとまわり大きな鉢に植え替えながら育てます。

4.キンカンの木を早く育てるには?
キンカンの種を播いて発芽させ、
実を収穫できるまでは10年ほどの月日がかかります。

果樹の生長を早める方法として、接ぎ木を行うという方法があります。
柑橘系の木の場合、カラタチの木を台木として行います。

しかし、素人が接ぎ木を行うことはかなり難しく、
あまりうまくいかないことが多いです。

キンカンの葉はつややかで美しく、
観賞用としても充分価値があります。

観葉植物として楽しみながら、
実がなるまでの期間をゆっくりと楽しむことをお勧めします。

育て方の詳細は、下記をご覧ください。

■キンカンのわかりやすい育て方
・キンカンの育て方 庭植え|耐寒性が強く栽培しやすいです
・キンカンの育て方 鉢植え|実も花も楽しめ美味です
・キンカン 実がならない理由は?
・キンカン 剪定方法は? 図解
・キンカン 肥料の与え方は?
・キンカン鉢植えの植え替え時期と方法
・キンカンの栄養
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