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アサツキがあるとお料理にも便利です


アサツキは、エゾネギの一品種です。
浅葱という漢字表記のとおり、葉色が薄いネギの仲間ですが、
ネギとは異なり球根があるのが特徴です。

アサツキは万能ネギやワケギとよく混合されがちですが、
万能ネギはネギの一品種である「九条ネギ」を、
密植して栽培して若採りしたものです。

福岡のJA筑前あさくらが商標登録したブランド名です。
万能ネギは癖がなく、何にでも合う味が特徴です。

◎アサツキとワケギの違い
ワケギは、ネギとタマネギの雑種で、
アサツキ同様球根があるのが特徴です。

タマネギ同様熱を通すと甘みが増すので、
さっと茹でてから和え物などに利用されることが多いです。

ワケギはアサツキとは異なり、薬味にはあまり使用されません。


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花を咲かせると固くなりますが、半分くらい咲かせても趣があります


■アサツキの栄養

アサツキは、薬味やトッピングなどで使われることが多く、
あまり大量に食べられることのない野菜です。

しかし、ビタミンAの含有量が多く、アスパラガスをしのぐほど含まれ、
薬味にしか利用していないのはもったいないです。
調理法を工夫し、もっと量を食べたいものですね。

◎アリシン
アサツキには辛味がありますが、この辛味成分は
イオウ化合物のアリシンといい、ニンニクにも含まれています。

アリシンには血行をよくし、疲労物質の乳酸を分解する
働きがあるため、肩こりや疲労回復に効果があるとされています。

アリシンを加熱するとアジョエンという物質が生じますが、
このアジョエンは、血液をサラサラにして脳梗塞を防いだり、
血圧上昇を抑える働きがあります。

◎ビタミンB1と結合
アリシンはまた、ビタミンB1と結合して、
その吸収率を高める働きもあります。

ビタミンB1は糖質の代謝に関わっているため、
代謝が活発になり、結果として疲労回復効果が期待できます。

また、アサツキは、ネギ類の中でも葉酸が多いことで知られています。
葉酸は赤血球の形成に欠かせない栄養素で、貧血予防が期待できます。

さらに、葉酸は胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクを低減するため、
厚生労働省は、妊娠可能な女性の葉酸摂取を推奨しているほどなので、
若い女性はもっと積極的にアサツキを食してみてはいかがでしょうか。

◎アリイン
上記の通り様々な効能のあるアリシンですが、
アサツキにはアリインと呼ばれる物質の形で含まれています。

アリインは酵素の働きでアリシンを生成します。
酵素を十分に機能させ、アリシンを多く生成させるには、
食べる直前に生の状態で細かく刻んで細胞を壊すと効果的です。

ビタミンB1の摂取を積極的に行う場合は、
ビタミンB1を豊富に含む肉や魚と合わせるとよいでしょう。

そのため、細かく刻んで薬味にするのは、
理にかなった利用法といえます。


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食べるのはもちろん、コンパニオンプランツにも♪


■アサツキの利用法

薬味以外では、アサツキは和え物や炒め物、卵とじ、
汁の実、かき揚げ、ぬたなどに利用されます。

園芸をする方は、コンパニオンプランツとして利用できます。
バラのそばで栽培すると、黒点病や黒斑病、黒星病を防ぎます。

トマトやナスに対してはアブラムシの回避効果、
ニンジンに対しては土壌の殺菌効果が期待できます。

私もアブラムシ対策に、アサツキを育て始めました。

>>アサツキの栽培|一度植え付ければ2〜3年収穫できます
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