
カキは栄養豊かです
カキ(柿)は、昔から「カキが赤くなると医者が青くなる」、
つまり栄養豊富なカキを食べると病人が少なくなるから
医者が困ってしまう、と言われるほど、栄養豊かなフルーツです。
■カキの栄養
上記のことわざが生まれるほど栄養豊富なカキですが、
最も特筆すべき栄養は、ビタミンCが豊富なことです。
◎ビタミンC
ビタミンCの豊富さは、やはりビタミンCが豊富なことで知られる、
ミカンの2倍も含まれていることからも、
突出して多いことが理解できると思います。
カキを1個食べるだけで、
1日に必要なビタミンC量をほぼ摂取することができます。
ビタミンCにはウイルスの働きを抑える作用があり、
風邪やインフルエンザなどの感染症を予防してくれます。

風邪にも効果的
◎βカロテン
さらにカキのオレンジ色は、
抗酸化作用のあるβカロテンによるものです。
なかでもカキに含まれている、
βカロテンの一種であるβクリプトキサンチンには、
強力な抗がん作用があり、やはり抗がん作用をもつ、
ビタミンCとの相乗効果が期待されています。
◎タンニンとカリウム
カキの渋みはタンニンによるものですが、
タンニンにはアルコール分解作用があるため、
カキは昔から二日酔いに効くフルーツとされてきました。
カキにはカリウムも比較的多く含まれていますが、
カリウムには利尿作用があり、
二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドを、
速やかに体外に排出してくれます。
タンニンとカリウムの相乗作用により、二日酔いを
軽減してくれるのです。
できれば、お酒を飲んだ後ではなく、
飲む前にカキを1〜2個食べておくと良いでしょう。
カキの若葉も利用したいです
◎柿の若葉も!
栄養豊富なのは果実だけではありません。
柿の若葉は食べることが出来ますが、
この若葉にはポリフェノールの一種である、
アストラガリンという成分が含まれています。
このアストラガリンは抗アレルギー作用が強く、
花粉が飛散する前から柿の葉を煎じたものを飲んでいると、
花粉症が軽減すると言われています。
また、柿の若葉にはビタミンCが、
実のなんと15倍も含まれています。
実とは異なり量を食べる事は難しいかもしれませんが、
ご自宅に柿の木がある方は、ぜひ若葉も食べてみてください。
このように様々な効用のあるカキですが、
体を冷やす作用があるため、冷え性の方や、
妊婦さんは食べ過ぎないように注意します。
また、タンニンは体内で鉄と結合して、鉄の吸収を阻害するため、
貧血の方もカキの摂取を控えめにします。

カキ、おいしく食べたいですね
■カキの利用法
カキはカットしてそのまま生で食べるのが一般的ですが、
サラダに加えたり、なますや白和えにしても美味しいです。
熟しすぎると切れないほどやわらかくなってしまいますが、
ヘタの部分をフタのように切って、スプーンですくって
食べると食べやすく、しかもトロリと美味しいです。
柿の若葉は上記の通り乾燥させたものを煎じて飲用にするほか、
天ぷらやおひたし、胡麻和えなどに利用します。
商業的には柿の葉寿司や柿の葉茶があります。
昔ながらのタクアンの作り方では、
カキの皮を一緒に漬け込む地方も、多く見られます。
■カキのわかりやすい育て方
・カキの育て方 庭植え|環境にあった品種選びを
・カキの育て方 鉢植え|枝先の花芽に注意して剪定します
・カキ 実がつかない原因は?




