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ビワ、爽やかで美味しい果実です


ビワ(枇杷)は、程よい甘さが爽やかな、
初夏の風物詩ともいえる果物です。

もともとは中国原産の果物ですが、
すっかり日本に溶け込み、各地で自生しています。

ビワは橙色をしていますが、この色は、βカロテンによるものです。
そのため、果物としてはβカロテンを豊富に含んでいます。



■ビワの栄養
◎βカロテン

βカロテンは抗酸化作用があるため、動脈硬化の予防や抗がん作用、
高血圧の改善などの薬理作用が期待できます。

βカロテンは体内で必要とされる分だけビタミンAに代わります。
ビタミンAは、目の粘膜を健康にして視力を保つ働きなどがあります。

◎β-クリプトキサンチン
ビワには、β-クリプトキサンチンも非常に多く含みます。
β-クリプトキサンチンは、βカロテン同様体内で、
ビタミンAに変換される成分です。

そのため、ビタミンAの効用がさらに期待できるほか、
β-クリプトキサンチンそのものにも、アルコール性肝障害の予防や、
抗がん作用などの効用があるという報告がされています。 


βカロテンやβ-クリプトキサンチンはカロテノイド色素の一種なので、
含有量が多いほど色が濃くなります。
できるだけ色の濃いビワを選んで食べるとよいでしょう。


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ビワの木、庭にあるといいですね


◎サポニン
ビワにはサポニンも含まれているため、サポニンの界面活性作用による
去痰作用があります。

そのため、昔から民間療法で、風邪をひいて咳や痰が出て
胸が苦しいときには、ビワの実が利用されていました。


きちんと科学的根拠のあることだったのですね。

◎食物繊維
ビワには食物繊維も多く、
しかも水溶性と不溶性をバランスよく含有しているのが特徴です。


そのため、便秘解消にも効果抜群です。


◎クロロゲン酸
ビワのタネの近辺や、ビワ果皮には、
ポリフェノールの一種のクロロゲン酸という成分が多く含まれています。

クロロゲン酸は苦みを持つ成分で、発がん物質の生成を抑え、
その働きを不活発にさせる働きがあると報告されています。 


ビワの果皮を食べる人はいないでしょうが、
ビワのタネの周辺なら食べられますよね。

確かにタネの周りは若干苦いようなエグいような味がありますが、
薬理作用があるため、残さずにぜひ食べたいものです。

◎ビワの葉も
ビワの葉には、クエン酸やリンゴ酸、タンニン、サポニン、
ビタミンC、ビタミンB1などの成分が含まれており、

日本に古くから伝わる民間療法では、ビワの葉を煎じて飲むことがあります。

タンニンの作用により殺菌力があるため、入浴剤や、
葉を直接患部に当てる湿布として利用されています。



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葉も活用できます


■ビワの利用法

ビワは酸味が少ない果実です。
品種改良されていない昔ながらの果物ですので、
近年の品種改良が進んだジューシーで甘い果物を食べなれていると、
少し味が物足りなく思うかもしれません。

ビワにレモン汁を一振りしてみると、フレッシュな酸味が加わり、
甘みが際立ち、味にメリハリのあるフルーツに早変わりします。 


スライスしてサラダに加えても、気の利いた一品になります。

また、食べる際の温度も意外と重要です。
冷やしすぎると甘みを感じにくくなるため、
冷蔵庫で2〜3時間冷やした状態で食べるのがベストです。

シロップ漬やジャム、ビワ酒にしてもよいでしょう。


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ジャムもおいしいです

■ビワのわかりやすい育て方
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