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トウモロコシの絹毛は雌しべ


トウモロコシは、アメリカ大陸原産の野菜です。
茎の先端に雄穂を、茎の中程に雌穂をつける「雌雄異花植物」で、
キュウリやゴーヤと同じ仲間となります。

先端に長い毛をつけているのがトウモロコシの特徴ですが、
実はこれが雌しべなんですね。

成熟した雄花からでてくる花粉は、この毛の中を通って、
毛の基部にある実に到達して受粉します。
ひとつの毛に対してひとつの実、おもしろいですね。

では、トウモロコシの実がつかない原因をご紹介します。


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植え付けの列を2畝以上にすると良いです


■トウモロコシ 実がつかない原因は?

トウモロコシの皮を剥いでみて、きれいに粒の揃った実を見ると、
とても嬉しい気分になりますよね。

逆に虫食い状になっていたらがっかりです。
粒がそろった実がならない原因はいくつか考えられます。

1.受粉が不十分だった
トウモロコシは雌花と雄花が同じ株に分かれてつきます。
まず雄穂が先に開花し、2〜3日後に雌穂の絹糸が伸びてきて、
上にある雄花からの花粉で受粉します。

雌花の絹糸が寒さなどで出遅れた場合、
タイミングが合わずに受粉が不十分になってしまいます。

絹糸一本が一粒の実になりますので、
すべての絹糸が受粉しないと粒のそろった実ができません。

◎対策
トウモロコシを植える株数が少なかったり、
1列に植えると花粉が飛んで受粉に失敗しやすくなってしまいますので、
一カ所に10株以上まとめるか、
植え付けの列を2畝以上にするようにしましょう。

2.先の方まで栄養がいかなった
トウモロコシの雌穂の先の方まで実がつかない場合があります。
未受精ではなく、先まで栄養がまわらなかった場合におこる現象です。

◎対策
水やりと追肥がポイントとなります。
開花から収穫期までのもっとも大切な時期に乾燥が続くと、
先端不稔(先まで実がつかないこと)や、
実がしなびてしまうという現象が発生しやすくなります。

晴天が続く時期などはとくに注意して、
しっかりと水やりをするようにしましょう。

追肥は、本葉が6〜8枚ほどで草丈40〜50cmほどのころと、
雄穂の出始めのころに化成肥料を与えると効果的です。

3.連作障害
トウモロコシを同じ場所に続けて栽培をすると生育不順になったり、
害虫がつきやすくなったり、結実が無かったりします。

◎対策
同じ場所に続けて植えることを避けます。
最低でも1年は期間をあけるようにしましょう。

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