子供のころから大好きなキンカン
「キンカン」は秋の季語にもなっている馴染み深い果樹です。
庭樹としても昔から人気があります。
ミカン科の果樹に多く見受けられる*隔年結果などがなく、
毎年黄色くかわいらしい実をたくさんつけてくれます。
*隔年結果とは、たくさん実がなった次の年には実がならない、
というように豊作と不作を繰り返すことです
キンカンの効果的な肥料の与え方をご紹介します。
種なしの品種ですと生で食べても、甘露煮などにしても、
季節感を味わいながら美味しくいただけます。
キンカンは風邪や喉の炎症にも効果的です。
花が咲くまでは控えめに肥料を与えます
■キンカン 肥料の与え方は?
庭植えの場合と鉢植えの場合で多少異なります。
◎肥料の与え方のポイント
・果樹は元気になり過ぎると子孫を残そうとしなくなります。
肥料を施しすぎると実のつきが悪くなりますので注意しましょう。
・速効性の肥料を一度に大量に与えると根が腐り枯れる原因になります。
・花が咲くまでは控えめに寒肥はたっぷりと施しましょう
■キンカンの庭植えの場合
・育てる環境
日当りの良い場所を好みます。
風通しがよいところが最適ですが、寒風は嫌います。
・水やり
夏の日照りが続くような場合以外は、
基本的には雨水で十分ですので水やりをする必要はありません。
・追肥の時期
2月と10月、樹勢が弱っているときには5月、7月も追肥を施します。
キンカンは木は大きくない割りにたくさんの実をつけます。
そのため樹勢が弱りやすいですので注意深く観察しましょう。
・追肥の仕方
有機質肥料もしくは速効性化成肥料を施します。
樹勢が弱っているときには液体肥料も効果的です。
毎年、たくさんの実をつけてくれます
■キンカンの鉢植えの場合
・育てる環境
日当りのよい場所を好みます。
・水やり
鉢土の表面が白く乾いてきたら、
鉢穴から水がこぼれて行くくらいたっぷりと水を与えます。
・追肥の時期
2月、5月、10月に施します。
・追肥の仕方
有機肥料もしくは速効性化成肥料を施します。
鉢栽培は庭植えに比べて、
水やりの回数が多いために肥料が流失しやすくなります。
少量ずつ数回にわけて肥料を施すようにしましょう。
肥料焼け・肥料切れをしやすいですので注意します。
■キンカンのわかりやすい育て方
・キンカンの育て方 庭植え|耐寒性が強く栽培しやすいです
・キンカンの育て方 鉢植え|実も花も楽しめ美味です
・キンカン 実がならない理由は?
・キンカン 剪定方法は? 図解